山 行 記 録 No.23
                        

五竜岳(2814m)

【日程】 2002年 10月 12日(土)〜13日(日)
メ ンバー】  リーダー・奥様  2名
1日目   自宅 → 五竜テレキャビン山麓 → テレキャビン山頂 → アルプス平 → 地蔵の頭 → 小遠見山 →
 快晴   
 4:30      8:00/8:30                8:45/8:55        9:00/9:00     9:10/9:12    10:12/10:12
       中遠見山 → 大遠見山 → 西遠見山 → 白岳 → 五竜山荘 → 五竜岳山頂 → 五竜山荘(布団2枚3人)

        10:52/10:52    11:30/11:45   12:45/12:55 14:05/14:10  14:15/14:30   15:20/15:45      16:20
2日目  五竜山荘 → 西遠見山 → 大遠見山 → 中遠見山 → 小遠見山 → 地蔵の頭 → アルプス平 →
 快晴 
  6:50        8:30/8:50    9:10/9:15     9:43/9:48    10:05/10:25   11:00/11:02   11:05/11:10
       テレキャビン山頂 → テレキャビン山麓 → 大町 → 自宅
       11:20/11:40        11:50/12:00             21:50 
自己評価  眺望★★★★ /達成感★★★ /危険度★★★ /疲労度★★★/総合評価★★★★   
        
    

                          
                         五竜岳(西遠見より)     
1日目
後立山連峰の百名山の締めくくりがこの五竜となる。五竜のスキー場では今年も含め何度か訪
れており、武田御陵マークのピークが印象的だった。又、唐松から見る五竜はまた見事な山容で、
深田久弥が筋骨隆々と表現したのがピッタリあてはまると思ったことをよく覚えている。

テレキャビンの始発が朝8時30分と遅いのと、オリンピック道路が出来てからは自宅から結構
時間がかからなくなったので、今回は朝ゆっくり目に出発。テレキャビンの山麓駅は連休の初日
にもかかわらず、あまり人は多くない。栂池のゴンドラや八方だとこうはいかない。事実、2年前に
白馬乗鞍岳と栂池自然園に行ったときは登りも下りも、2時間近く待たされたいやな思い出がある。
しかし五竜は上に行ってからの観光スポットと言える有名な所がないので、さほど混まない。

ゴンドラを降りリフトに乗り換えるが、スキーシーズンでもかなりスピードが遅いと思ったリフトで
ノロノロ登り、まずは小遠見山を目指す。天気は最高で白馬三山がくっきり見え、紅葉も丁度見頃
を迎えている。紅葉と山の写真をたくさん撮りながら登っていく。小遠見山まではトレッキング
コースとなっており、一般観光客の姿もちらほら見られる。

小遠見山はまずまずのビューポイントで白馬三山は勿論、鹿島槍や遠くに槍の姿も見えた。ここ
から西遠見山までは上りというより、アップダウンの繰り返しの稜線歩きといった感じ。紅葉を
楽しみながらノンビリと歩く。

西遠見山は池がありここに写る逆さの五竜岳は上高地田代池の穂高、氷河公園天狗池の逆さ
槍とひけをとらない美しさで絶好の写真撮影ポイントだ。

ここから五竜山荘まではようやく登りがキツクなり、ハシゴやクサリをちょっとこなしていくと、白岳
横の稜線に出る。そこから少しだけ下ると五竜山荘に着き、宿泊手続きをした後、例によって
リーダー単独で五竜山頂のピストンに出かける。山頂に近づくと3日位前に降った雪が日陰の
所々に残っており、クサリ場もあって少し緊張するも、わずかの間だけですぐに山頂に着く。

山頂の展望は見事で西に立山・剣、北は唐松・白馬・朝日、東は雨飾・火打・妙高・志賀方面・
四阿・浅間・南は八ヶ岳・富士山・南ア・そして間近に鹿島、槍や北アの山々と360°のパノラマ
を思う存分味わった。しかし日没に近い時間なので寒く、もっとゆっくりしたかったが早々に
退散。山荘に戻った。
五竜山荘の夕食は有名なカレーライスのおかわり自由。もうずっとこのメニューらしい。
     
   五竜山頂より鹿島槍ヶ岳            同じく唐松岳               五竜山頂
         
2日目
朝の五竜は一瞬モルゲンロートのような雰囲気。今日も天気は最高!山頂ピストンや八峰
キレット・鹿島方面にたくさんの人が向かうのを尻目にこちらは下山。西遠見までの下りは
やや急なのでゆっくり下る。

西遠見で朝食弁当を食べ、池の逆さ五竜の写真をまたまた撮る。大遠見の登り返しがちょっと
キツイ。小遠見山まで降りると、朝一のテレキャビンで登って来た人とたくさんすれちがうよう
になり、スピードを上げながら一気に下る。地蔵の頭は既に多くの観光客が登って来てきて
いる。下山のリフトはパスして歩いてテレキャビンまで降りた。

2日間とも快晴無風の穏やかな天気に恵まれ、大満足の山行だった。

下山後、スキーシーズンに何度か行ったことのある飯森にある温泉・十郎の湯につかって、
これまた良く行く大町のイタリアンのお店に寄って腹ごしらえしてゆっくり帰った。
(おかげで帰り道は渋滞にはまってしまい遅い帰宅となった)