山 行 記 録 No.86
八甲田山(1584m) |
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【日程】 2005年 8月 7日(日) | 【メ ンバー】 リーダー単独 |
天気 八戸市内 →(車) 酸ヶ湯温泉 → 仙人岱 → 大岳
山頂 → 仙人岱 晴れのち曇り 4:05 5:35/5:55 7:18/7:19 7:57/8:22 8:45/8:47 → 酸ヶ湯温泉 →(車) 八戸市内 9:41/10:55 12:50 |
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自己評価 眺望★★★☆ /達成感★★☆ /危険度★☆ /疲労度★★ / 総合評価★★★ |
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酸ヶ湯温泉からの八甲田大岳 | 仙人岱からの大岳 |
はじめに
八甲田山は雪中行軍での大量遭難という事件が有名だが大昔の話。やはり豪雪地帯で山スキーのメ
ッカというイメージが強い。あと麓の酸ヶ湯温泉の千人風呂とあわせて是非行ってみたいスポット
だが、どうせ行くなら秋か残雪期と思っていた。一度仕事の途中で秋に通った時の紅葉は見事だっ
たし、やはりGW頃に思う存分滑ってみたいと思っていたので夏に行く予定はなかった。
が、突然八戸に休日を挟んでの出張となり、それなら登らない手はないだろうと思い、急遽行って
みることにした。
山行記
一応出張の荷物の中には山用のズボンとドライシャツ、サブザックにストックとトレッキングシュ
ーズを忍ばせて、4日の夜から八戸で仕事。。
6日の土曜も仕事をしてやっと7日の日曜は休日となったので前日の夕方にレンタカーを借りて準備。
青森県もちょうど8月に入ってから急に暑くなったため、山登りは暑さ対策のため朝早く起きて出来
るだけ涼しい時間帯に登る予定で朝4時には八戸市内のホテルを出発。途中十和田市の24時間営業の
スーパーで飲み物や簡単な食料と忘れ物の日焼け止めを買い酸ヶ湯温泉の駐車場にはかなり明るく
なってから到着。
さあ〜〜行くぞーと思うはずも・・仕事の疲れもあってテンションがまったく上がらない。とりあえ
ず最高峰の大岳へのピストンで行く事にして、チンタラ歩きでスタート。かなり遅いスピードで登っ
て行く。
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酸ヶ湯温泉の駐車場 | 登山口の標識 |
酸ヶ湯からは大岳の頭は見えていたが、すぐに樹林帯緩い登りになり見えなくなる。天気は高曇り
の理想的なコンディション。カンカン照りにはなって欲しくないと思ってたので助かった♪
樹林帯をゆっくり登って行くが他に人とは出会わない・・。仙人岱までは老夫婦一組を追い抜いた
だけですれ違う人もいない。予想より静かな雰囲気。
1時間程登ると展望が開け背後に南八甲田の山並みが見え始め、火山の岩場のような雰囲気の所を登
って行く。硫黄のような石もあるが臭いはあまりしない。
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背後は南八甲田の山並み | 硫黄混じりの岩場の通過 |
展望が開けてから10分程登るとやがて傾斜も緩くなり仙人岱の湿原地帯に・・。
ようやく八甲田大岳の姿も左手に見え出し、右手には小岳の姿も見える。
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仙人岱の木道と小岳 | 仙人岱の説明 |
仙人岱の花は少し大岳寄りの場所にはまだまだたくさん咲いていおり、雪渓に近い場所は春の草花
から秋の花まで多種類咲いていた♪。
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コバイケイソウやキンポウゲ | チングルマの穂 |
仙人岱からはやっと登りも急になって来る。この辺からようやくテンションも上がって少しづつペ
ースも上がってくる。途中でようやく他の登山者とパラパラとすれ違うようになる。心配していた
暑さも日差しが緩く風も適度にあったので問題無し。
高度を上げるに連れ、酸ヶ湯のあたりの景色等、展望も広がってくる♪
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まだ残る雪渓と大岳 | 大岳への登りからの硫黄岳方面 |
もっと手こずるかと思っていた登りもあっという間に頂上直下の鏡沼、小さな祠を過ぎて山頂へ。
山頂はかなり広く、10人位のグループの他数人がいた。
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もう少しで山頂・・・ | 大岳山頂の看板 |
展望はやや霞んでいたので遠方のは見えなかったが八甲田の他の山々が良く見え青森市街地方面も
うっすら見ることが出来た。
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大岳山頂より登って来た道を振り返る | 大岳山頂より田茂萢岳&ロープウェイ山頂 |
当初登るルートで検討していたロープウェイからの道も山頂駅から赤倉岳へと続く穏やかな稜線と
共に良く見えた。
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大岳山頂より赤倉岳山頂 | 大岳山頂より高田大岳方面 |
あと、山頂ではアンテナを立ててアマチュア無線をしていた人がいて2mであちこちと交信してい
たようで函館や秋田、盛岡ともメリット5でバッチシの入り具合、ちょっと交信が途切れた時に話
をすると長岡から来ていた人でやはり百名山をやっていて昨日は岩木山を登ったそうだ。自分は今
回残念ながら無線機を持って来てなかったが持ってたら自分の無線機の性能を試すいい機会だった
かもしれないが残念・・。
山頂で無線をやっていたおじさん
山頂は風が心地良くゆっくりしていたかったが寒くなりそうだったので早速下山。
途中ほとんど休憩無しで下る。下りはやはり多くの人とすれ違いさすが人気の山だ。驚いたのは
外国人の人が多いこと・・。もしかしてと思って三沢から来たの?と英語で聞いたらYES!
と。
出張で三沢行きの飛行機によく乗るが、いつも三沢基地のUS ARMYの人達が多いので、やはり同じ
く三沢の軍人さんだったようだった。
下山後は酸ヶ湯温泉に浸かった丁度ねぶた祭りの最終日と重なっていたので混んでいた。
そして、そば粉100%そば↑を食べて八戸に戻った。
(帰り道は眠くなって休憩しながら帰った)
次の日からまた仕事で、そのまま帰ったらすぐに次の山(南ア)に行く事になる・・・・・。
おまけ
さすがに八甲田は標高は低いが山域は雄大でいい山だった。そして噂通りのスキーには適した
斜面が多く、山スキーにはもってこいの場所ということがよく分った。
次回は春か秋に是非きてみたい♪
(今度は仕事完全抜きで・・笑)