山 行 記 録 No.11
奥穂高岳(3190m)・立山(3015m) |
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| 【日程】 2001年 8月 12日(日)〜17日(金) |
【メ ンバー】 リーダー・奥様 2名 |
| 1日目 自宅 →(車) 沢渡 →(バス) 上高地 → 明神 → 徳沢 → 横尾→
本谷橋 → 曇のち晴 2:50 6:10/6:40 7:10/7:40 8:20 9:05/9:20 10:15/10:45 11:40/11:55 Sガレ → 涸沢小屋 (布団1枚2人以上) 13:30/13:45 14:50 |
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| 2日目 涸沢小屋 → 穂高岳山荘 → 奥穂高岳 → 穂高岳山荘 → 涸沢小屋 → 本谷橋 → 横尾山荘 晴れ 5:10(途中朝食) 8:15/8:30 9:15/9:30 10:00/10:50 13:10/13:55 15:45/16:00 17:00 |
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| 3日目 横尾山荘 → 槍見河原 → 横尾山荘 → 徳沢 → 明神 → 上高地(バス) → 沢渡 晴れ 6:45 7:30/7:50 8:30/9:05 10:00/10:20 11:15/11:25 12:00/13:35 14:25 →(車) 中の湯温泉旅館 15:40 |
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| 4日目 中の湯温泉旅館 →(車) 立山駅 →(ケーブルカー) 美女平 →(バス) 室堂 → 立山室堂山荘 晴れ(夕刻雷雨) 9:30 13:30/14:00 14:10/14:25 15:15/15:50 16:30 |
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| 5日目 立山室堂山荘 → 一の越 → 四の越 → 立山(雄山) → 立山(大汝山) → 大走り分岐 → 晴れ 5:25 6:20/6:35 7:20/7:45 8:00/8:40 9:00/9:45 10:30/10:40 雷鳥平 → 立山室堂山荘 → 室堂 →(バス)美女平→(ケーブルカー)立山→(車) 立山国際ホテル 12:40/13:20 14:10/14:20 14:35/15:10 16:00/16:50 17:00/17:10 17:15 |
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| 6日目 立山国際ホテル→(全旅程 車) 魚津→ 親不知→ 糸魚川→ 栂池→ 八方→ 長野(善光寺)→ 自宅 晴れ 9:00 21:00 |
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| 自己評価(穂高) : 眺望★★★★☆/危険度★★★/疲労度★★★★☆/達成感★★★★/満足度★★★★☆ |
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| 自己評価(立山) : 眺望★★★★☆/危険度★★ /疲労度★★☆ /達成感★★☆ /満足度★★★★ |
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涸沢槍と白出のコル 奥穂高岳山頂 立山連峰
はじめに
去年白馬岳に登り今年は涸沢・穂高と立山あたりに行ってみたいと計画していた。穂高は素人
にはちょっと難しそうだがどうせなら最高峰の奥穂、立山は雄山あたりは、簡単に登れそうで
どうせなら休みも長いので両方行ってしまおうと今回の山行となった。まだまだど素人なので
日程も余裕を持たせ、無理にピークに立てなくてもいいか位のつもりで出かけた。
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1日目
最初立てた計画では横尾までのつもりだったが、あとは天気との相談で出来れば涸沢まで
行きたい。深夜のうちに家を出発、早朝沢渡に着いたが天気は霧で急速に登る気力が無く
なる。バスに乗り上高地に着くとさすがにここは登山者ばかり。平坦な横尾までの道は歩き
出すと徐々に天気も回復傾向でペースも上がり、横尾までは早め着く。本谷橋まではさほど
登りもキツクなかったが、ここからペースダウン。登りがキツくなったのと、日が昇り暑さも加
わって少し登っては休みの繰り返し。涸沢が遠い。
ようやく雪渓が見え出し近くなってから、なかなか着かない。宿泊は新装した涸沢小屋に
泊まる予定だったがキャンプ場を横切ってもうすぐ目の前に見えるのに足が前に出ない。
休み休みの階段登りでようやく到着・・・。事前に小屋にTELし混雑状況を聞いたところ、
さほど混まないだろうという話だったが、受付時に「布団2枚で3人」 と言われていたが、
これが読み違えたのか、あとからもう少し詰めて入れてあげてくださいとスタッフが何人か
案内し、これが数回繰り返され最終的には寝返りも打てない状態で寝苦しい一夜を
過ごすハメになった。
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蝶ヶ岳方面からの朝日
2日目
寝苦しくて眠れないので、朝は早めに出発。奥穂を目指す。夜明けの頃少しガスっていたが
涸沢カールに出たあたりからは最高の天気になった。お花畑の花もまだけっこう咲いており
涸沢槍やこれから登るザイテングラードの登山路もクッキリ。前穂の稜線など素晴らしい景色
に圧倒される。奥穂方面を見上げるとあんな上まで行けるのかなと、めげそうになってしまう。
ザイテンの急登を行く途中で上方から右手に落石発生! 人頭大ほどの石だったが結構な
迫力で、あんなのに直撃されたらと思うとゾーとした。クサリのあるキツイ登りを行き、やがて
穂高岳山荘に着き、しばし休憩のあと空身で奥穂のピークを踏みに行く。奥様は疲れとここの
スタートのハシゴを見てすっかりやる気を無くして行かないで待ってると言い出したので単独で
行く。出だしのハシゴは結構な高度感がある。ちょうど渋滞が解消して空いているときだったので
すんなり通過。少し行くと後方に涸沢岳とその後ろに槍が見え気分よく登る。頂上に着くと景色
は最高ですぐ横にジャンダルム、槍や立山、白馬など後立山、遠くに富士山も見えたが西穂や
眼下の上高地はすでにガスが沸いて見えなかったのが残念。
このあと穂高岳山荘まではハシゴが渋滞する前に降り、奥様と合流。涸沢経由横尾まで下山。
一気に登って降りたため素人にはかなりキツかった。特に最後の本谷橋から横尾までは足が
前に出なくなった。横尾山荘の中の階段もヒザがガクガクでやっと昇り降り出来る始末。
体力をつけないと・・・。
奥穂直下より涸沢岳と槍 ジャンダルム
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3日目
この日は予備日で中の湯温泉に泊まるだけなので、横尾からまっすぐ上高地に向かう前に
槍への登山道を散策。槍の穂先がわずかに見られる槍見河原まで行きすぐ下山。
相変わらず混んでいる沢渡行きバスに乗り、車に乗り換え中の湯まで行こうとするが、途中
事故で大渋滞しているようなのでドライブがてら乗鞍スーパー林道経由で行ったがこれが
大正解!中の湯温泉旅館の上高地からの客が渋滞で戻ってこれないとスタッフが言って
いた。
この日は温泉にゆっくりつかり、後の日程に備える。
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4日目
この日も立山まで移動するだけ。車で安房峠を超えR41で富山の手前まで行き、富山地鉄
の立山駅前の駐車場に車を置いてケーブル・高原バスで室堂へ。(しかし下界は蒸し暑い!)
室堂に着くと雷雨の大雨。少し待つと雨もあがり晴れてきたのでこの日の宿泊先の立山室堂
山荘までゆっくり散策をする
ここでなんとオコジョ発見!!(写真はこちら) 想像していたより小さく、すごいすばしっこい。
写真を撮ろうとしたが、ほとんど止まってくれないのでいい写真がとれなかったのが残念!。
ここの夜の星空は最高で、最近はなかな見られない天の川や流れ星が何個も見ることが
出来た。
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5日目
立山の登山は大勢の人で賑わうとのことで朝早めに出発したが周りに人はいない。一の越
までは登山道も整っていて登りやすい道だが、朝早いせいか、さほどペースが上がらない。
一の越から雄山までは岩ゴロのキツイ登り。朝頂上で御来光を拝んだ人たちと多数すれ違う
ようになる。しかしさほど難しくない岩場なのだがすれ違うおじさんおばさんがノロノロしている
のもそうだが、奥様も急激にペースダウン。腰が引けてなかなか登れない。
やっと雄山頂上に着くとさすがに景色は素晴らしい。神社の神主さんに山の名前を教えて
もらった、薬師から順に黒部五郎、笠ヶ岳、三俣蓮華や槍、鷲羽、水晶、野口五郎、鹿島槍や
白馬方面、遠くには八ヶ岳や富士山、白山も見ることが出来、素晴らしかった。
特に薬師や五色ヶ原は近いせいもあり雄大だった。

雄山から薬師・黒部五郎・笠 雄山頂上神社 大汝山山頂
このあと雄山の山頂に行くのに\500を払う。ここに立ち入るだけで\500かと思ったら今年は丁度
立山開山1300年で記念のお札のようなものをくれ、その上、頂上の祠でお払いをしてくれるので
そんなに高いものではないと思った。(中には高いという人の評判も聞くが・・・)このお払いも
混んでるときは大勢で行うらしいが、空いてる時間だったので我々2人だけでやってくれて、写真
も撮ってもらった。その神主さんが若くてカッコいい人だったので、奥様も喜んでいた。
その後、最高峰の大汝山・富士の折立を経由し長ーい下りの大走りを下り、ロッジ立山連峰前に
着いた。
ここは昔、学生の頃夏スキーの合宿で来て宿泊した場所。雪渓を滑ったのだが勿論、板は担ぎで
一日何十本もポールの練習をしてヘトヘトになった記憶があるが、この時こちらは剣や立山に
列を作って登る登山者を(しかもオジサンオバサン)見て感心していたが、登山者もこちらを物
珍しそうに見ていた。今にして思えばどちらも物好きってとこかな・・・!
この後宿に荷物を取りに行き下山。 思ったより結構歩き応えのあるコースだった。
この日は立山山麓にある立山国際ホテルに泊まった。
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6日目
今日は家に帰るだけの観光コース。途中の親不知でおいしい岩ガキを食べ、地物のもずくを買い、
糸魚川でコシヒカリを買って、長野の善光寺を観光して帰った
毎日晴れて大満足だった! だけど下界は暑い暑い!!
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おまけ
やがていつかは途中の車や乗り物を使わずに歩いて上高地から室堂まで行ってみたい・・・
お金とヒマと体力次第だけど・・・・・・。
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