山 行 記 録 No.57  

岩木山(1625m)・八幡平(1613m)

【日程】 2004年 6月 12日 (土)
  【メ ンバー】  リーダー単独
 日帰り     盛岡 → (車) 岩木山山麓 →(車) 岩木山八合目 →(リフト) 岩木山九合目 → 岩木山 山頂 → 
 晴れ時々曇り  3:00           6:00/7:50          8:10/8:40           8:48/8:50      9:13/9:28   
           岩木山九合目→岩木山八合目→ (車) 八幡平頂上駐車場 → 八幡平山頂 → 八幡平頂上駐車場 

             9:48/9:49     9:58/10:01         12:37/12:43      13:00/13:15    13:32/13:40
           →(車)八幡平御在所温泉→ (車) 盛岡駅 → (電車) 自宅
                 14:00/15:00        16:15/17:39        20:25
自己評価 (岩木山)   眺望★★★ /達成感★★ /危険度★   /疲労度★ /総合評価★★★
        (八幡平)
  眺望★★★ /達成感★  /危険度     /疲労度★   /総合評価★★★
    

 
        岩木山(山麓の岩木町より)                        八幡平(山頂標)

はじめに

東北北部の山は、よく出張で見かけることも多く、いつも近くまで行っても眺めるだけということが多か
った。岩木山は弘前あたりから津軽平野にそそり立つ姿が見事で、こういうコニーデ形の山は見た目
が美しく好きだ。
八幡平はスキー場のイメージが強く、滑ったことが無いが初すべり・パウダーが楽しめる所か・・、山と
いうより高原という印象で寒い所という感じか・・。
両方とも夏もいいけど冬も山スキーで行ってみたい山だ。。 

  

山行記
前日、盛岡まで入りビジネスホテルに泊まり山行に備える。
実は、ホントは・・岩手山に登る予定で盛岡に来たのだが・・・梅雨時ということもあり天気が気になっ
たのでチェックしたら、どうやら四国に上陸し、台風から変わった温帯低気圧が明け方東北南部を通
過するようで、青森以外の東北地方は午前中は雨で特に明け方がピークのようだが午後は晴れると
のこと。
携帯の天気予報やレーダーアメダス等の予報を何回もチェック。岩手山は標高差もあり楽なコースで
はなく、特に登りで降られるのもいやだなと考え。八甲田と岩木山と八幡平のうち出来れば全部、無
理なら2山は登ろうと計画変更した。

朝は早めにレンタカーにて出発し、東北道を北へ北へ・・・。しかし天気予報も若干ズレて青森の南部
まで雨域が迫ったので、この時点で先に登ろうと思っていた八甲田はあと廻しにして、まずは岩木山
に行くことに。(せっかく早く行ってロープウェイを使わず足で稼ごうと思っていたのに・・) 事前に確認
していたが岩木山の津軽岩木スカイラインは朝8時からなので、弘前市内で朝飯食べて、あとはゲー
ト横で寝たが、なんか暑いと思って目を覚ますと曇っていた天気がピーカンに・・・山の写真を撮ったり
してしばらくすると8時より10分以上早くゲートが開きヘアピンだらけの道を登る。笹薮が多く、ネマガリ
タケを採りに来ている人もいる。

  
      八合目の展望台     八合目の駐車場(右上の溝のように見えるのがリフト) リフト終点からの岩木山  


8合目の駐車場に着くと売店やリフトのスタッフ以外の人は誰もいない。一番乗りかな??。リフトの
営業時間が9時からのため、足で登ることも考えたが、リフトを待ってから行ってもさほど時間は変わ
らなさそうなため、リフトの運転を待ってから登ることにした。(やっぱり楽チンだし・・)

・登山道で見かけた花
  
   ツツジ(何ツツジかな??)          ミチノクコザクラ          良く見る花だけど名前が??

リフトに乗って9合目まで行くと山頂はぐんと近付く。山頂までのコースタイムは30とか40分となってい
るが結構な存在感でかなり大きく見え、時間もかかりそうに思えた。
登山道は岩まじりの道で一歩一歩ゆっくり登る。右手の谷筋には雪が少し残っており、山スキーには
いいかな・・と勝手に滑りのイメージしたり・・。まずまずの急登を登り詰めると頂上。眺望はいいがガス
が出始め、風も強くなる。ほかに誰も人がいないので、小さなオモチャ三脚自分の写真を撮り。景色を
眺める。遥か彼方に北海道の駒ケ岳らしき山が見えたような気がするがホントかな・・?? 
  
        山頂にて                  山頂神社               湧き上がる雲 

次第に寒くなってきたので、山頂の神社の奥社にお参りしてから下山開始。下山途中から徐々に登る
人とすれ違うようになる。あっという間にリフト乗り場に着き、下りもリフトを利用し8合目に降り。車で次
の山に向かうことにする。

さて、次は・・・? 八甲田だと思っていたが、八甲田の方向には雲がかかっており、晴れれば岩木山
からも良く見えるはずだが、雲の中。弘前市内からも同じ状態なので、あっさりあきらめ、八幡平に向
かうことにする。結局この日は山登りでなく、ドライブ&ハイキングになってしまった・・。しかも一人で。

東北道の鹿角八幡平I.Cからアスピーテラインに入り八幡平へ。一時雲が多くなったものの、又、晴れ
間が多くなり、天気を見ながら来た甲斐もあったもんだと喜んでいたが・・・、八幡平の頂上近くなった
ら岩手山がクッキリみえるではないか・・。あーあ、これなら少しゆっくり遅めの時間に登り出せば、晴
れの岩手山の山頂に立つことが出来たのに・・・。ちと、複雑な心境になったが、晴れに恵まれたのだ
から、あまり贅沢言ってはバチが当たるので、これで良しと思うことにした・・。
 
         八幡平頂上駐車場                      めがね沼

 
           八幡沼                           雪の残る登山道

 
   山頂駐車場横でスノボ&スキーを楽しむ人              岩手山もクッキリ

八幡平は大きな山というより、山全体が広々とした高原?というようなイメージ。山頂駐車場横には
まだ雪がたっぷり残っておりジャンプ台を作って遊ぶボーダー&スキーヤーがいた。見てると自分も
やりたくなるので、さっさと山頂を目指す。駐車場からは散策道と言ったほうがよさそうなまだ雪の残
る登山道を緩やかに登り、途中で沼を眺めながら山頂へ。小高い丘のような場所が最高点で、人は
まばら。

気持ちのいい散策と言った感じだが、冬に山スキーやクロカンスキーが楽しめそうな、いい場所。岩
手山を眺めながら駐車場に戻り、帰り道は八幡平ロッジ横にある御在所温泉に入り、緑色の硫黄の
露天風呂のある温泉に浸かり、盛岡駅でレンタカーを返し、新幹線で帰路についた。

 

おまけ
梅雨のさなかの晴れ間を狙ってさまよい歩き、行き着いたのがこの2山・・。
完全にハイキングになってしまったが、晴れの中の気持ちのいい山歩き&花&新緑が楽しめてて非
常に満足した。今度来る時は紅葉の時期か山スキーで来てみたい。。