山 行 記 録 No.29                         

冬の上高地

【日程】 2003年 3月 21日(金)
  【メ ンバー】  リーダー ・ 奥様  2名
 快晴   自宅 →(車) 中の湯旅館入口→ 中の湯 → 大正池ホテル → 帝国ホテル → 上高地 (河童橋)
  
       6:00        10:45/11:00        11:10    11:55/11:55      12:30/12:30    12:55/14:15   
       → 田代池  →   大正池  →  中の湯→  (車) 中の湯温泉旅館 →(車) 自宅

        15:15/15:20  15:40/15:45   16:25/16:25        16:40     
自己評価  眺望★★★ /達成感★★  /危険度★  /疲労度★★ /総合評価★★☆   
        
    

河童橋からの穂高

焼 岳
はじめに
上高地には10年位前から毎年新緑の季節には必ず訪れていた。又、ここ数年は山登りを
始めたこともあって、夏や秋にも訪れる機会が増えたが、冬はバスが入らないこともあり、
わざわざ来ることもなかったが、たまにTVや雑誌などで冬の閑散とした上高地が紹介され
ることもあって、調べてみたら意外と簡単に行けそうだということが分り、天気の良さそうな
日を狙って、行ってみることにした。

     
日帰り
冬はバス便がないため通常は沢渡に車を置いて、バスかタクシーで行かなければならない。
以前冬に上高地への入り口の中の湯を通ったことがあったが、入り口付近に路駐している
人がいたことを記憶している。
今回は無駄を避けるため入り口の近くにある中の湯温泉旅館に聞いてみたら、宿泊者は車を
置いてそこから上高地の入り口の中の湯まで送迎してくれるとのことなので、早速予約した。

前日、会社の飲み会で寝るのが遅くなってしまい、わずか3時間の睡眠しか取らずで車で出発。
3連休の初日なので早い時間から渋滞すると思い、朝5時に出発の予定が6時になってしまっ
た。やはり中央道は渋滞し始めていたがロスタイムは30分程度で済んで助かった。

沢渡や中の湯の入り口付近はすでに車が結構駐車してあり、沢渡には客待ちのタクシーまで
いるし、中の湯付近の道路には駐車違反を取り締まるパトカーまでいた。(次の写真参照)
中の湯入り口付近


さあ、釜トンネル


道路の雪

中の湯からいよいよ釜トンネルに入る。あ、しまった。ヘッドライトを忘れていたことに気付いた
が、ほかに登る人もいるし、あとにくっついていきゃいいやとライトなしで行く。
今年はトンネル工事でトンネルの中はダンプが行き交い、工事の人がマメに凍結防止用の塩
をまいてるので安心して通れるが排ガスくさいのには参った。。

釜トンネルも上高地寄りが長く広くなったためその分安心して通れるようなったが、排ガスも
余計に吸い込んでしまった。
トンネルを出ると焼岳の姿が見え真っ白の世界となる。ここでサングラスと日焼け止めも忘れて
いたことに気がついたがもう遅い。あまりの天気の良さに眩しい。。

積雪量は1.5m程度だが、道路は工事用車両のために除雪してあり、ラッセルなど勿論無用。
普通のトレッキングシューズだけで充分だが、所々凍っているので心配ならアイゼンをつけると
いうところ。

大正池の手前で穂高の姿が見えると、上高地に来たという実感が沸いてくる。
行きは道路をそのままバスターミナル経由で河童橋まで直行する。河童橋は雪に覆われ、夏
の景色とはまったく違う。さすがに人もまばらだが思ったより多くの人が来ている。

大正池と穂高

正面に穂高が

河童橋と穂高

雪の河童橋

河童橋は雪が覆い、橋の上にも30〜40cmの雪が積もっていたが通行出来る。穂高の姿は
思ったより真っ白じゃなかったが、さすがいつ見てもこの景色は絵になる。
昼食は橋のたもとでお湯を沸かしカップヌードルをやおにぎりを食べ、コーヒーを飲む。
この瞬間が気分いい。。

帰りは梓川沿いに田代池と大正池を通る。スノーシューの人が結構入って来ているので、踏み
跡も多く、安心して歩ける。今年の雪は結構多いんだろうなと考えながらゆったり歩く。
大正池まではあっという間だった。
その後来た道を中の湯まで戻って、中の湯温泉旅館でゆっくり温泉に浸かり、翌日は乗鞍高原
温泉スキー場でスキーを楽しんで帰った。