山 行 記 録 No.139
九重山(1787m) |
|
【日程】 2007年 10月 13日(土) | 【メ ンバー】 お気楽 単独 |
天気 飯田高原 →(車)牧ノ戸峠 → 扇ヶ鼻分岐 → 久住別れ → 久住山
山頂 → 晴れ時々 6:55 7:15/7:35 8:13 8:36 8:53/9:09 曇り 中岳 山頂 → 御池 → 久住別れ → 沓掛山 → 牧ノ戸峠 9:42/9:51 9:57/10:02 10:13 10:53/10:56 11:05 |
|
自己評価 眺望★★★☆ /達成感★☆ /危険度★☆ /疲労度★☆/ 総合評価★★★☆ |
やまなみハイウェイと九重連山 | 久住山 山頂標、奥は中岳 |
はじめに
九重山は火山で地形も面白くノンビリ歩いてみるには良さそうだし温泉にでも浸かってゆっくり廻
りたいところ。行くにはミヤマキリシマの時期かなとか漠然と思っていたが、去年11月に九州の百
名山を廻った時にここだけは登れなかったので、またあとでゆっくり来よう・・と、思っていて場
合によっては百名山の100座目になる可能性もあったが、最近仕事絡みで九州へ出張する機会が増
えたため、チャンスあればついでに登ろうと思っていたところに出張機会が!
これは登らねばと出張の支度と共に靴やらサブザックやら、簡単ハイキング道具を出張バックに忍
ばせて出掛けた。
山行記
前日の金曜の夕方に仕事を終え、仕事で借りていたレンタカーを返却し、プライベートで使うレン
タカーを借り直す。
この日の宿は飯田高原にある飯田ヒュッテ。大分道の九重IC経由で向かうが街灯も少なく、途中食
事をする場所やらコンビにもまわり道しないと無いので注意が必要!。ナビが無いと分かり難い道
を飛ばして真っ暗な中ヒュッテに到着。
予想に反して大変綺麗で親切な宿で寝るだけにはもったいない所。近くにある九重やまなみ牧場の
温泉に行って汗を流し宿に戻ってTVを見ていたら寝てしまった。
夜中は満天の星空になったり雲が出たりと変わり易い天気だったが翌朝はあいにくの曇りで周りの
山にはガスもかかている。予報は晴れのち曇りだが大分南部は曇り時々雨とあまり良くない。これ
は早めに行かねばと7時前に出発。
牧ノ戸峠の看板 | 登山口 |
やまなみハイウェイを飛ばすと7時過ぎにはあっという間に登山口の牧ノ戸峠に到着。車はまだ少
ない。ここでおにぎりを食べてから出発。その間に団体さんやらグループやら続々と出発していく
・・。かなり混みそうな予感。
天気もガスがかかってあまりヤル気が出ない中、ノンビリ歩き始めるが、すぐに先行していた少グ
ループや団体さんに追いつく。道はそこそこ広い所が多いので追い抜きは楽。
ずんずん歩いて行くが意外に距離がありそう。30分ちょっと歩いたあたりで先行者はかなり追い抜
き静かな歩きに。
ガスが取れ始める | 星生山が見えてくる |
天気はガスが次第に取れ始め、星生山の綺麗な緑色の姿が見えてくる。道は西千里ヶ浜の平坦で広
い道となり、ピッチも上がる。ここを過ぎると道は岩場の下りとなり避難小屋が下に見えてくる。
西千里ヶ浜 | 西千里ヶ浜より星生山 |
避難小屋の先の右側に久住山と左手に中岳がガスも取れてようやく綺麗に見えてきた。
小屋のすぐ上が久住分れとなり、右に行くと久住山、左に行けば中岳方面となる。どっちを先に行
くか迷ったが大人数の団体さんが来る前に登った方が良さそうだと思って先に久住山に。
九重山避難小屋 | 久住分れの標識 |
黄色いペンキマークがこれでもかと付いている火山岩の道を少し登って右手を振り返ると硫黄山の
噴煙も見事に吹き上げて活火山らしい光景となる。
更に少し登るとあっという間に山頂へ・・見た目よりは時間がかからず到着。
ガスがかかり気味だったが、少し待っているとガスが綺麗に晴れ上がり見事な眺望となる♪
山頂は自分以外には2人しかおらず、先行していた人達を急いで追い抜いてきた甲斐あって静かで
落ち着けたし、風もほとんど無く穏やかで最高だ♪
硫黄山方面 | 久住山山頂 |
山頂より阿蘇方面(雲の中) | 山頂標と三角点 |
ここから中岳に向かうがルートをどうするか悩んだが、一旦東側に下りてから登り返す道を選択し
たが、ここはあまり通る人がいないようで、途中草が延び放題の所があったりで歩き難い場所もあ
った。
もっと長く歩くかと思ったが、見た目ほど距離が無いのがホントに不思議だ。
中岳が近付く | 御池の横を通る |
ぐるっと廻って中岳に東側から登るつもりが御池にでてしまった・・どうやら草ぼうぼうの道は地
図に載っていなかったようだ。
御池から中岳も見た目よりはかなり楽に登れ、すぐに山頂に着く。眺望もなかなかで北側の北千里
浜方面も見えてきて、ガスも晴れたままで、人も少ないままで満足した♪
中岳への最後の登り | 中岳山頂 |
中岳からは御池の脇を通って久住分かれに出て来た道を戻ることに・・・
御池では逆さ中岳も見れた
御池 | 御池と中岳 |
久住分かれまで戻るとまた人が急に多くなる。ここから先はまた更にすごい数の人とすれ違うよう
になる。ただ道が広いのですれ違いはホント楽だが、挨拶するのにすべて声を出すのも大変な位だ
・・。勿論すべて挨拶返しはしましたよ・・。
牧ノ戸峠方面への尾根 | 登って来る人で大賑わい |
下り道もダラダラで距離が長い・・途中稜線伝いの道がほとんど見える場所に来ると、こんなに長
く歩いたのかと思ったが、やはり見た目ほど距離が無かった。
沓掛山 山頂標 | 下山時は牧ノ戸峠の駐車場も満車状態 |
登りで良く分からずに通過した鞍掛山の山頂を今度はちゃんと踏んで最後の下りに・・。
かなり下に見えた牧ノ戸峠の駐車場も道がいいと速い。最後はコンクリートの道を大股で歩いて無
事戻ってきた。
割と距離があるようであっけなかった九重山でした。
下山後はまず温泉! 車を走らせ目に付いた星生温泉に立ち寄る。
九重を眺めながら何種類かの泉質の違う温泉に浸かっての露天風呂はなかなか良かった♪
その後はドライブ。
日本一長い九重夢吊大橋に行ってみたがスゴイ車の数。メインの駐車場が満車なので北側に廻って
みたが駐車場代やら入場料だの取られるので、ちょこっと見ただけで終わりにする。
九重夢大吊橋 |
次は黒川温泉。温泉街の雰囲気のみ味わったが、なるほど女性に人気の出そうな街づくりをしてい
る・・。
ただあまりに造られたっていう印象が強過ぎた・・わざわざ関東から来るまでのこともないとも思
ったが・・ついでには寄ってみたいところ・
・。
その後、杖立温泉や日田を車で通り福岡空港から空路で帰った。
あとがき
九州の百名山は全て個性的だけど九重の印象はかなり良かった。日帰りではもったいないし、温泉
やら縦走やらミヤマキリシマの咲く時期やらを楽しんでみたい。
また来る機会はありそうなので今度はゆっくり廻ってみたい。