山 行 記 録 No.44                         

巻機山(1967m)

【日程】 2003年 10月 25日(土)
  【メ ンバー】  リーダー ・ 山どんさん  2名
曇り時々   自宅 →(車) 桜坂駐車場 →  五合目→  六合目 → 七合目 →  八合目 → ニセ巻機山
晴れ
       4:05        6:45/7:00       7:50/7:53   8:25     9:00/9:10      9:38      9:55/10:00   
        井戸尾根分岐 →  巻機山山頂  →  井戸尾根分岐 → 避難小屋 →六合目 → 五合目

          10:25/10:28     10:35/10:45       10:55/11:00        11:10/11:35     12:40     13:10/13:20
         桜坂駐車場 →  (車) 自宅
          13:55/14:15       16:50          
自己評価  眺望★★★★ /達成感★★  /危険度★ /疲労度★★★ /総合評価★★★
        
    

 
      巻機山(ニセ巻機より)                        巻機山 山頂直下
はじめに
上越地方には冬はスキーに、春は山菜採り&春スキーでよく訪れる。よく晴れた日には雪を被
った山々が連なり、素晴らしい景色が広がる。上越にはスキーを始めた時からもう何十年?毎年
必ず訪れる。 が、スキー場からの景色は楽しむもののあまり頂上まで行った山はない。。
そんな山々のうち、紅葉の綺麗な時期で一番よさそうな山で、ちょっと長めに歩いてみたいと考え
ていたところ、「山どんの資料室」の山どんさんから巻機山に行こうと、お誘いもあり行くことに決
めた。
    

山行記
山どんさんに自宅まで来ていただき出発。関越の塩沢石打I.Cを目指す。天気予報は晴れのはず
が、雲が多くあまり良くない。北に行くにつれ次第に良くなっていくが、前日に寒気が入ったことも
あり、谷川岳は雪で真っ白・・・。こりゃー今日は冬山だと・・。下手すりゃ登れないかもと、少し不
安な気持ちに。I.Cを降りて清水に向かう途中からも山の姿は高い所では真っ白。紅葉とのコント
ラストが綺麗だが、ちと不安が増幅・・。

巻機山登山口の桜坂駐車場に着いた頃には既に30台以上の車が停まっており、団体登山のバ
スも到着。登山準備をする人で賑わっている。雪が多くてもラッセルすることはないだろうと、少し
安心したがこれから登る人達はあまり雪の心配をしてる人はなさそうでヌカルミのことばかり心配
している様子。もうちょっと雪の心配をしたほうがいいのでは・・と思ったが。。

雪が多そうなので井戸尾根コースのピストンで登ることにして登山道の分かれ道を右手に行く。
コースタイムも長いので早めに歩きたいと、登り道は山どんさんと飛ばして行く。登山道には1合目
毎に標識があり、五合目までは紅葉や枯れ枝の樹林帯で落ち葉の道。五合目の右手に米子沢が
見え紅葉と沢水の流れが絵になっている。六合目に近づくあたりから道はヌカルミでグチャグチャ。
そして雪が次第に多くなっていく。

  
    登山口付近の紅葉          中腹では紅葉もそろそろ・・・        五合目より米子沢の紅葉

七合目あたりまでは軟らかな雪、ヌカルミ、凍った所と交互に現れたが、七合目を過ぎると圧雪
と凍結した所ばかりになったため、アイゼンを付ける。
天気はまずまずで左手にヌクビ沢や天狗岩、割引岳を眺めながら右手には谷川岳方面、後ろに
は苗場山や北アルプスの姿も見え出す。
特にヌクビ沢は紅葉に砂糖をかけたように雪がかかり、なかなかの眺望。。紅葉は標高1000m
付近が見頃になっていると思われる。

  
    紅葉に雪がかかった・・         飯士山・苗場山や北アルプス          大源太山

登山道はやがて真っ白になり、歩きづらい道で少しペースダウンしながらニセ巻機のピークを
目指す。展望が更に広がり、雪を被った巻機山の山頂部分の姿も見え出すと更にテンションも
上がってくる。
ニセ巻機のピークが九合目。ここからの眺望もなかなか・・・。
見える山は、上は雪で真っ白、下は紅葉に燃える山々がほとんど・・・。

 
       ニセ巻機山頂より巻機山                  谷川岳西側のピラミダルな山々

ニセ巻機山頂からやや下り避難小屋で息を整え最後の登り。もうあたりは完全に白い世界。
池塘もカチカチに凍っており、木道も敷かれてるようだが雪で完全に埋まっている。

 
     硬く凍った避難小屋前の池                 頂上直下の雪道(木道も完全に隠れる)

見た目よりは少しの登りで稜線に出る。ここに巻機山山頂の標識があるが、本当の山頂は右手
に少し行った所なので、雪道の緩やかな登り道を少し登ると巻機山という木の看板が吊るしてあ
り、ここで記念の写真を撮る。眺望も良く魚沼三山や燧ヶ岳や平ヶ岳らしき山も見えてきて、本当
はゆっくりして眺めていたいとこだが稜線上は風が強くて寒くて手が痺れてきたので早々に退散
する。

 
        寒い巻機山 山頂                   魚沼三山(八海山・越後駒ケ岳・中ノ岳)

避難小屋まで降りて風の弱まった所で休憩していると団体さんが何組も登って来た。
結構な雪道だったが、中高年のオバサン主体の人達も悪条件に拘わらず、元気がいいので
ビックリした。

下山は気温が上がってきたのと踏み跡も多くなったので雪道も楽になると思いきや、グチャグチャ
の道でウンザリ。泥んこになりながらスリップの恐怖と戦い・・・。下りは凍って大変だろうと思った
ら、別な大変な展開になってしまい、ペースダウンした歩きが五合目まで続いた。

やっと落ち葉の道になり安心して、ほどなく行くと駐車場に無事たどり着いた。。
まだ、かなり日の高い時間に戻れて安心。。そのまま車で家まで。明るいうちに帰り着いた。
往復運転してくれた山どんさんに感謝・・・。   かなり満足の山行でありました。。
     

あとがき

このところ泥んこの道ばかり歩いている気がしてならないが・・・。
靴を掃除しながらよく眺めてみると、もう底がかなり減っている。意外に早く減るもんだ・・・。
この靴だと滑るのも当たり前かと思った。
そろそろソールを交換か、新しいのを買うか悩む。