山　行　記　録　No.63 　

磐梯山（お花畑付近より）	ガスのかかった磐梯山（八方台手前より）

はじめに

会津磐梯山は観光やスキーで何度もその姿は見ており、独立峰の火山で特徴ある姿は印象に残る
山。登る機会はいつでもあるさと思いながらなかなか来れなかった。自宅から磐梯方面は意外に
距離もあり、アルプス方面のほうが近いということもあるが、この辺りは紅葉が見事で出来たら
その頃がいいなと思っていたが、ちょっと紅葉には早いが、前回の山行より少し時間も経ってる
ので楽な山で日帰りでもと思い行ってみることにした。


山行記

日帰り
磐梯山の一番楽なコースは八方台登山口から。３連休の初日で、朝少し出遅れたこともあって車
の数は多くあまり飛ばせない。天気予報は晴れのはずがイマイチ雲が多く心配。郡山を過ぎ、磐
梯山が見えて来たがやはりというか、あいにく上半分は雲の中で、せっかく登っても眺望が得ら
れないとなると・・・眺望の山なので、なんとか晴れて欲しい。
磐梯ゴールドラインを走っている頃から次第にガスが切れてきてホッとする。八方台にはかなり
遅めの到着なので50台位置ける駐車場は既に満車状態で端っこの方にようやく置けた。

八方台駐車場	登山口看板	樹林帯の登山道

出だしは樹林帯の広い道。風が無く蒸し暑い。歩き出してすぐに汗がダラダラ噴き出す。20分ち
ょっと歩くと中の湯の温泉宿の跡、周辺はガスが噴出し見てると面白い。危険と書いてあるにも
かかわらず、露天風呂のような跡のお湯を触ってみるとやはり熱くて硫黄臭い。

ここを過ぎるとダラダラの樹林帯の登りで斜面をトラバースするような感じの所が多く、しかも
前を大きな団体さんが２組いたのでなかなか抜けず、ゆっくり歩きになる。時々右手にアルツ磐
梯スキー場が見える。しばらく行くと後ろの桧原湖も見えるようになる。

中の湯温泉跡	アルツ磐梯スキー場	振り返ると桧原湖

やがて、お花畑との分岐を過ぎ弘法清水に到着。売店が２件あり冷たい水場の水を飲んで寛ぐ。
休んでいる人も多くかなりの賑わいだ。
このあたりまで来ると木々も少し色づき始めており、ななかまどの葉も少し赤くなっていたり、
真っ赤な実も付き始めている。

弘法清水小屋	弘法清水の水場	ななかまどの赤い実

弘法清水からは急登になるが景色も開け力も出てくる。次第に天気も良くなっており、山頂が待
ち遠しい。先行している人をどんどん追い抜いていくと、思ったよりあっけなく山頂に到着。。
やはり、眺望は素晴らしい♪
やや雲は多いが、眼下に猪苗代湖、左に順に安達太良・吾妻連峰・飯豊連峰と眺められる♪
山頂は広いけど人が多く大賑わいだ。こんな賑やかなのは５月の瑞牆山の時と似ている・・。
さすが百名山とも思ったが、地元の人が多そうだ。

山頂より猪苗代湖	山頂	山頂より西吾妻山

景色を充分に楽しんだ後は下山、しかし、まだまだ続々と登ってくる人達。。ホント賑やか。
別に時間も余裕だし、ノンビリ歩いているので、すれ違いや追い抜きもあまり気にならない。

帰りも弘法清水に寄り、今度はお花畑を経由して下る。かなり広々して視界も景色良く、磐梯山
の姿も一望出来るし、周辺の眺めもいい場所。いろいろな登山道がを観察してみたが猪苗代スキ
ー場から登るルートが一番変化に富んで面白そうに見えた。

なんとなく２人とも夏の疲れが残っていて頭が痛いの膝が痛いの腰が・・とかいいながら登って
来た道を降り、八方台の登山口に無事着いた。。

下山後は以前スキーに来て泊まったことのある桧原湖畔ホテルの温泉に浸かって、帰りは少し寄
り道・・喜多方まで足を延ばし、「喜多方ラーメン」を食べて帰路に・・・やはりなんとなく疲
れていて途中のP.AやS.Aに何度も寄って休み休みの運転で家に着いたらかなり遅くなってしまっ
た。

 

おまけ
東北の百名山はいつでも行けると思いながら、なかなか実現しない・・・けど、やっと登れた磐
梯山。なかなか景色も良くていい山だった。
あと２週間位後に来ていれば紅葉も楽しめたかも・・この辺りの紅葉はかなりいいので時期を選
んで行ったほうがいいでしょう。。
しかしながら、またまた、天気には恵まれたいい１日で良かった♪