山 行 記 録 No.110
富士山(富士宮口) 山スキー |
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【日程】 2006年 5月 21日(日) | 【メ ンバー】 きむひろさん・てんきんやさん・moto.pさん よっしーさん・大ちゃん・TAKUさん・お気楽 7名 |
前泊日帰り 自宅 →(車)富士宮口新五合目 → 新7合目 → 8合目 → 9合目 → 9合5尺 晴れのち霧 (前日)18:20 21:45/05:41 7:00/7:10 8:48/9:08 9:50/9:58 10:30/10:40 山頂(浅間大社) → 8合目下 → 6合目 → 新五合目(車) →自宅 11:40/12:13 12:48/12:57 13:20/13:23 13:36/14:10 20:15 |
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自己評価 眺望★★★★/達成感★★★☆/危険度★★☆/疲労度★★★★/総合評価★★★★ |
山頂剣ヶ峰 | 雪渓も長い♪ |
はじめに
GWの不完全燃焼を富士山で解消しようと思っていたが最初予定して日程の13〜14日は天気悪くて中
止で1週延期したがまた土曜は雨でようやく21日の日曜日は晴れの予報で滑るチャンスが訪れた。
富士山は「一度も登らないバカ、二度登るバカ」と言われてるが、今回2度目の富士山。残雪期は
別に考えて一度は登って滑らないとね〜。
で、コースはどちらかというと楽で南面でクラストしにくい富士宮口からにした。
(写真は皆様からおかりしました)
山行記
メンバーは今シーズンからのお馴染みの方々。すっかりまいどって言う雰囲気。
谷川でも御一緒したよっしーさんが大阪から前日に来るということで、メンバーもTOTAL7人参加予
定。こちらも前夜遅めに行って宴会終盤でも・・と思って家を18時過ぎに出発。
東名でスキーに行くというのはなんかピンと来ない。首都高の三茶あたりからは夕闇にぼんやり富
士山も見え好天の予感♪。途中TAKUちゃんと合流して新5合目の駐車場へ。車の数は多い。やっと
先着組の車3台発見。しかし何やら真っ暗。あれ〜、なんだもう寝ちゃってるよ・・。
途中で買ったビールを軽く飲んで就寝。下界の夜景は綺麗で三島・沼津方面や伊豆半島や駿河湾も
クッキリだが、風が生ヌルイ。
翌朝は4時半頃起きてダラダラ朝飯食べて出発準備。
新五合目駐車場から富士を見上げる | 同じく駐車場から反対側は雲海 |
朝は苦手でなんとなくテンションが上がらないが天気がいいので徐々にヤル気も出てくる。今回の
メンバーの中で一番足が遅い自分としては抜け駆けして早く出発しようかと思ってるうちに大ちゃ
んが「お先に行ってまーす」と早速出発。あ〜やられた・・と思ってるうちによっしーさん、きむ
ひろさんと準備出来た人達が続々先に出発・・。これはダメだ。この時点でこの日の山頂到着がラ
ストになるのは確実に・・(苦笑)
で、なんとか準備してあまり遅れをとらないうちに4番手で出発。富士山は絶対呼吸を整えながら
ゆっくり登るのが鉄則なのでノンビリ登る。
新五合目駐車場と売店 | この看板よりいよいよ登り |
雪は少なさそうだったがすぐに小さな雪渓が現れ、滑る斜面を気にしながらの登り。
すぐに新6合目を通過。前を行くきむひろさんがチラホラ見える。夏道を登るが少々分かりずらい
所があり道を外れるとザレた滑りやすい道になるので分かる。
やはり兼用靴だと足首の自由が利かないし板も担いでいるので夏に登った時の倍近く疲れる。。
新7合目あたりからは雪渓も長くはっきり右横に見えてくる。雪渓を登っていく人と夏道を登る人
で分かれる。
溶岩の中の登り | 雪渓はバッチリ雪もある |
この時期登る人はBCの人ばかりと思っていたがツボ足登山の人も多い。天気がいいせいかかなり
の人出となっている。
元祖7合目手前あたりで後発のてんきんさん・moto.pさん・TAKUちゃんに追いつかれる。
元祖7合目で小休止。ここからてんきんさん・moto.pさんは雪渓をアイゼンで登ることに。自分は
迷ったがもう少し夏道を行ってみようと8合目まで夏道を行く。次第に溶岩の塊も大きく歩きずら
くなる。
八合目の小屋にて休憩 | 八合目より見上げる |
8合目でまた休憩。夏に登った時はここまで2時間で来たが、やはりそれよりはるかに時間がかかっ
ている。やはり夏のようにはいかない。ここからはアイゼン装着し雪渓を登ることに。雪は軟らか
めなのでアイゼン無しでも歩ける位。
ツボ足登りの人は大げさにピッケル使っている人もいるがクラストしてるわけじゃないしコケても
滑落するような雪でもない。。
最初暑かった登りも次第に風も出てきてちょうどいい感じになってくるが次第にバテ気味で空気も
薄く感じる。
次第に空気が薄くなる苦しい登り | 九合目小屋の屋根上で休憩 |
9合目でまた休憩。ここは小屋の屋根がちょうどいい休憩場所。山頂の神社も近くに見えていよいよ
山頂も近いがここからがキツかった。5〜6歩登るとすぐに息が上がり足が動かなくなる。少し休ん
では5〜6歩登るの繰り返し。
雲海を背に雪渓上部の最後の登り | 3660mより上は雪渓が切れる |
9.5合目でまたまた休憩。最後は後続の人達にバンバン抜かれる。気がつくとさっきまで視界に入っ
ていたてんきんさんやきむひろさん達の姿が見えなくなりTAKUちゃんと自分だけ苦しい登り。。
雪渓は9.5合目と山頂の中間で雪が無くなって切れているので最後はアイゼンを外して登る。溶岩だ
らけの道をフーフー言いながらやっと山頂浅間大社に到着。。
富士宮口山頂浅間大社奥宮 | 剣ヶ峰をバックに記念撮影 |
既に先行5人は荷物をデポして剣ヶ峰へ向かっているようだ。
(よっしーさんはなんと4時間以内で登ってしまったようだ・・速〜〜。。)
神社裏のお釜の覗ける場所に移動する。まあまあの雪付きでサミットフォールも小さく見えた。それ
にしても前回夏に来た時はまったく展望が無かったがこの日はお釜の中も良く見れて満足。
剣ヶ峰からお釜は雪の付き具合も良さそう | サミットフォールはイマイチ? |
お釜を滑るつもりで板を担ぎ上げたものの、既に体力はかなりヤバイ。ちょっとだけでも滑ってみ
ようかとも思ったが先行の5人も剣ヶ峰から戻ってきたので行くのはあきらめ、ここで記念撮影!
お釜を覗きこむ | 全員で記念撮影! コマネチ〜!! |
頂上小屋の前で少し休憩♪ 登ってくる人は多い。
浅間大社前は人混み・・ | 登りお疲れさんでした・・ |
休憩後は早速雪渓まで少し降りて滑走準備。
かなり長い距離が滑れそう♪
山頂から下を見る | さて大滑走開始! |
最初にmoto.pさんが「ニャー」という猫鳴き声?の奇声を発してスタート(笑)その後に続々6人
が滑り出す。雪は汚れてなく真っ白だし延々と中斜面が続くので面白いし滑り応えがある。
天気も上々雪も上々で楽しい♪ ・・右上になにげにコケてる人発見(笑) |
気分良く滑る♪ |
ん・・?なんか滑っていても空気が薄く感じる。。TAKUちゃんと大ちゃんは空気の薄さに少々バテ
気味。一気にドーンと滑り降りたい所だが少し滑っては全員揃うのを待ってからまた滑るの繰り返
し。8合目上あたりから急にガスが出て視界不良となる・・しかも一度だけほんの一瞬数秒だけ突
風が吹き雪の粒が顔にあたり痛い思いをした・・。
いったいなんだったんだっていう感じでビックリ。
滑り易い中斜面は延々と続く | 御機嫌です♪ |
長い雪渓も8合目の下で一旦右側の雪渓に移るため板を脱ぎ溶岩の岩を抜け再び滑走開始。今度は
ガスの中を見失わないように滑る。7合目下で更に右側の雪渓へ。ここは雪がかろうじて繋がって
いてそのまま滑る。最後の一滑りで6.5合目まで。ここは少し雪が汚れていたが一番滑っていて楽
しかった。
我々メンバーだけでバトル状態・・ | ガスが出始める |
6.5合目より下は雪渓があるにはあったが全て100m以下の長さが3箇所。板を履いて滑ってもその
まま歩いて降りても同じような時間だったが3回しつこく板を履いたり脱いだりして滑って降り新
6合目の少し上の所でとうとうあきらめ、そこから下は板を担いで降りた。
最後は観光客が散策する中、溶岩の小石の中靴を汚しながら新5合目に無事到着。観光客の視線は
やはり白い目に感じた。。
下山後は車4台で富士宮のスーパー銭湯の温泉で汗を流し帰路についた。
この日は東名は混んでるし首都高3号線は集中工事でめちゃ混みなので厚木で降りて下道を延々ド
ライブして家には20時過ぎに到着。。
おまけ
さすがに酸素不足で苦しい登りだったけど条件にはかなり恵まれた♪
前回の夏に来た眺望ゼロのリベンジも出来て良かった。。
家に戻って兼用靴を干してしまおうと思った所、傷だらけ・・・。
溶岩の中を登った時にかなり擦って歩いて出来たものと思われる。
もっと雪の多い時に来たいが冬は道路が通行止めになるだろうし無理かな〜〜。
今回のGPSデーターはこちらです。
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