山 行 記 録 No.131  

富士山(3776m)吉田大沢 山スキー

【日程】 2007年 5月 12日(土)   【メ ンバー】 きむひろさんてんきんさん・ よっちゃん・ 
          まっちゃん・お気楽  5名
日帰り    自宅 →(車)河口湖畔 → (車)河口湖口5合目 →  6合目  → 本8合目 → 吉田口山頂
晴れ      2:45     4:40/5:10           5:51/6:10           6:49/6:56  10:14/10:24   11:50/12:29 
        → 白山岳下ドロップポイント (吉田大沢滑走) → 5合目 → (車)河口湖畔 →  (車)自宅

          12:35/12:45                         13:46                                  
自己評価   眺望★★★★/達成感★★/危険度★★/疲労度★★★★/総合評価★★★
     
    
スバルライン終点5合目より富士山 ドロップポイントより見下ろす綺麗な斜面♪

はじめに
GWも終わって山スキーのシーズンもそろそろ終盤。
いつも同行のメンバーも沢のシーズン到来でこの辺で板収めとのこと。自分としては5月一杯は雪
を追いかけて行きたいところ。。
で、去年に引き続き富士山でシーズンを終えたいとのことで、一緒に行く事にした。去年は富士宮
口からだったので、今年は吉田大沢にすることに決定。
日程は決まったが、天気が気になる所。予定で行けば土曜の夜に5合目迄行って1晩車中泊し高度
に体を慣らしてから登ろうと思っていたが・・残念ながら日曜の天気予報が悪い。。
仕方ないので土曜の朝から入ってそのまま登ることにしたが、若干高度順応出来るかどうかが不安
だ。


山行記

メンバーが直前まで確定しないので、河口湖あたりまでなら家から割りと近いので、最悪一人でも
自分の車で行く事ににした。何せこの時期板担いで河口湖から帰りの電車に乗るのもかなり目立つ
ので・・。
結局当日の車は自分だけで行く事に・・
河口湖の待ち合わせ場所が閉まっていたので急遽別な場所(道の駅)にしたので少し遅れたが、車
の台数を減らして5人で2台に分乗してスバルラインに乗る。(\2000高い・・)
天気は快晴で風も前日とは打って変わって弱そう。
5合目に着いて早速準備。最高の天気の中出発。南アルプスが屏風のように全山見えてテンション
も高まる。

道の駅鳴沢より富士山 6合目までの平らな道

最初はほとんど水平の道を歩く。歩きながら何度も上を見上げて雪の状態を確認。雪付きが良く、
滑りはかなり期待出来そうでうまく滑ればあまり歩かずに済みそうだという感触を得た。勿論下界
も視界良好!山中湖がクッキリ見え、河口湖や富士吉田市内も見えてくる。
しかし皆さん歩くペースが速い。我々グループもそうだが、ツボ足の団体さん2パーティーも速い
。そして自分はというとなんか早々に息が上がってペースが上がらず最初から引き離される・・。
ただ、ここで無理して飛ばすと最後にぶっ倒れるんじゃないかと思い、ゆっくりペースで歩く。
6合目でみんな待っててくれたが、ここでよっちゃんから「では山頂で遅くても13時迄にドロップ
出来るよう行きましょう!」「富士山の登りは修行みたいなもんですわ〜」と、あとは最終的に駐
車場に集合ということで、ここからは各自のペースで登る。案の定いきなり置いていかれていきな
り大差。。

6合目 山中湖もクッキリ

登って行くと景色は更に良くなり、右手の稜線伝いに甲斐駒が見えてその奥に北アルプスの槍・穂
高の大キレットあたりがクッキリ、その右には八ヶ岳やら秩父・多摩方面の山々も手に取るよう。
7合目でアイゼンを付け登るが、次第に風も強まり雪もクラストしだす。
山小屋を立ち寄る道に行くか直登するか迷ったが、モタモタしてるうちに岩壁になってしまい山小
屋を立ち寄るルートになってしまったが、これはこれで退屈せずに歩けそう。しかし雪が多く、ほ
とんどの小屋は雪のしたになっている。

3,000mを示す標識 小屋の影で休む

3000mの標高を示す標識あたりからは段々息も上がって苦しくなって来てペースも落ちる。
8合目の太子館で少し休憩。須走口と分かれる本8合目で先行していたきむっち、まっちゃんに追
いつく。
まっちゃんは山登りの経験が浅いため、この先もアイゼン歩行に自信がないとのことで、ここで待
つことにするとのこと。

本8合目 本8合目から山頂は近くにみえるが・・・

ここからはかなり先行して登ってるよっちゃん、てんきんさんの姿が見えるが、こちらもペースが
上がらず更に苦しくなる。軽い高度障害か、頭痛や眠気も・・風は強く、時折耐風姿勢を取るがそ
の瞬間数秒か数十秒ウトウトすることもしばしば・・。
山頂は見えているのになかなか近付かない・・
あまり止まらずに行きたいが数歩歩いては止まりの繰り返し
だったが少しづつ近くなって、最後は気力を振り絞ってようやく山頂へ。

山頂 剣ヶ峰方面

雪はやはり多く、新しく積もった雪もパウダー状に・・、売店やら神社やらはすっかり雪の中だ。
さて、ここでお釜の中を覗いたり剣ヶ峰の方向を見たりと寒い中見学。それにしても人が少ない。
特に剣ヶ峰からお釜の底まで雪が綺麗に繋がっており、お釜滑降のチャンスだったが今回は反対側
にいるので無理。また来年以降の課題か・・。
山頂では登ってくる人を見物、ドロップするまでの間に2人しか上がって来なかった・・富士宮口
とはえらい違いだ。。

白山岳 ドロップポイントで剣ヶ峰をバックに

全員揃ったところで白山岳手前鞍部のドロップポイントに移動、
滑走準備をしていざドロップイン!

ドロップポイントで準備 そそられる斜面!

まだノートラックの綺麗な斜面。雪の状態もほどよいザラメで快適♪
このまま一気に滑りたいとこだが8合目で待ってるまっちゃんの所に行くので右手にトラバース。
先ほど登った斜面を滑る。ツボ足の人をギャラリーにして一気に8合目まで。

真っ白な斜面にドロップイン! 気持ちいい〜〜♪

まっちゃんと合流してから吉田大沢の斜面を快適に滑る。ここはホントに大きな一枚バーンで斜度
も30度位でいい感じで続く♪。

全員気分良く滑る!!

7合目からは左手にトラバースしてなるべく最後は歩きのないように滑る。途中2回少しだけ板を
脱いだがほとんど歩かずに5合目レストハウスから一番近い雪のある場所(300m位)に無事到着。
雪の状態も最後は若干重くなった程度で快適に滑れた。しかも所々にほんの少しだけパウダーまで
あったりしたのも嬉しかった。

最高っすね〜♪ 5合目レストハウスが視界に

滑走終了点では観光客も散策で来ており、いろいろ質問されたが「6時間位足で登る」と言うとタ
メ息が聞かれた・・。

最後は観光客のギャラリーがいるここに出る 5合目は観光客だらけ

最後はほんの少しだけ板を担いで観光客の多い中、無事駐車場到着。しかしまだ登山道も開いてな
いのになんで馬がいるんでしょ??爆弾攻撃にもあわなくて済んだが。。
この後5合目で焼きそばやらソフトクリームを食して観光客してから河口湖まで降りて、温泉に入
って汗をながして帰路についた。。寝不足&高度障害で頭痛がなかなか治らなかった・・。



※今回のGPSデーターはこちらです。
(条件によってルートは大きく異なるのはいうまでもありません。。ご注意を・・・)

 

おまけ
吉田大沢の1枚バーンはかなり良かったでした。
前年行った富士宮口からより斜面も広く雄大で楽しめました♪
滑りがかなり楽しいです。滑り系の人間にとっては最高です♪

酸素が薄くなければ近いのでもっと来てみたいとこだが・・やはり普通の山より疲労します。。



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