山 行 記 録 No.59
武尊山(2158m) |
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【日程】 2004年 7月 4日 (日) |
【メ ンバー】 リーダー単独 |
日帰り 自宅 → (車) 東俣駐車場 → 三合平 → 武尊避難小屋 → セビオス岳 → 前武尊合流→ 快晴 2:30 4:30/4:37 4:50/5:00 5:50 6:18/6:30 7:10 武尊山(沖武尊)山頂 → セビオス岳 → 武尊避難小屋 → 三合平 → 東俣駐車場 7:30/8:00 8:56 9:16 9:55 10:05/10:15 → 花咲の湯 →(車) 自宅 10:35/11:05 12:55 |
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自己評価 眺望★★★★ /達成感★★☆ /危険度★★ /疲労度★★☆ /総合評価★★★ |
武尊山(沖武尊)
剣が峰山(山頂より)
はじめに
武尊山は山裾が広く周辺にスキー場が多い。又、関越の昭和I.C付近の下り線から正面に眺められ、
山の姿を眺める機会は相当多かったが、いつでも行けそうな気がしたのか、なかなか足が向かなか
ったが、梅雨の週末、天気予報がことごとくハズレ、この日も雨の予報が直前で晴れに変わり、貴重
な晴れ間を逃すのはもったいないので、急遽午後用事があるにもかかわらず出掛けることにした。
朝、早く出れば午後一には家に帰って来れそうな所なので速攻でサクッと登ることに・・。
山行記
梅雨と言っても暑い日が多く、この日も暑くなる予想でしかも早く家に帰らなければならないので、日の
出と同時に登れるように朝早く出発。ガラガラの関越を飛ばし(こんなに空いてるのは初めて)沼田I.C
を目指す。最初モヤが多かった天気も前橋I.Cを過ぎたあたりから空気も澄んできて星も綺麗に見えて
快晴の予感♪
沼田から下道を走ってる間に明るくなって来る。道は相変わらずガラガラだが尾瀬方面に向かう夜行
バスらしきものが時々邪魔をする。武尊の登山道は数多いが武尊牧場からの道が比較的なだらかで
歩き易そうなので、ここから登ることにするが、スキー場のリフト運行開始時刻が遅いので東俣駐車場
から登ることにした。
武尊牧場スキー場の500m手前を右に入り東俣駐車場までずっときちんと舗装された道で、駐車場は
かなり立派でトイレや休憩所もある。家からちょうど2時間で着いてしまった。
東俣駐車場 入口の熊注意の看板 登山道入口の案内
予定通り、日の出と共にスタート出来たが、この山はここ数年どの登山口からの情報でも熊目撃談が
非常に多い。朝早いとまだその辺でエサをあさっている奴がいるんじゃないかと心配。熊鈴を手に持っ
て鳴らしながら歩く。たまに背後の笹藪からガサっとか音がするとビクッとなる。。後ろを見ると「なんだ
鳥じゃん」って、鳥が飛び立ってるだけだったりして安心する(笑)。
駐車場から「武尊山 8km」という看板から標高差約800mの割には距離が長いことがわかる。駐車場
から少し登るとスキー場の舗装された道に出て少し行くと右に登山道入口がある。ここを曲がるのを忘
れて少し時間をロスしてしまった。
映画ロケに使われた池 武尊避難小屋 セビオス岳より燧&至仏
樹林帯のよく整備された道を登り始めて少し行くと「眠る男」という映画のロケ地の看板と池のような
ものがある場所を通過、ダラダラの緩い登りをしばらく登る。やがて赤い三角屋根の武尊避難小屋が
あり更に行くと次第に樹林が切れ出して来る。道は相変わらずダラダラ登りでたまに少しだけ下って
登り返すという稜線伝いの登り。道はヌカるんでいるがかなり乾いていたので助かる。(雨の直後は
大変そう)やがて樹林が完全に切れ左手に小さな湿原が現れたあたりが地図に記載されているセビ
オス岳。木の小さなテーブルと椅子がある。ここで小休止して眺望を楽しむ。天気は最高で梅雨時に
これだけの快晴に恵まれるのも珍しいくらい。
見かけた花々
セビオス岳を過ぎるとさらに展望が開けるが、登りは急になってくる。正面に中ノ岳が見え、やっとクサ
リが出現。3つ連続で現れるが、最初のクサリが少し登りずらいがあとはそう大したことない。
登りきって左にトラバースして中ノ岳を巻いて行くと前武尊からの道と合流し、やっと山頂の沖武尊が
見え出す。(1番上の左の写真) ここまで来ると更に眺望が良くなり頂上もわずかで気合入る。合流点
から2分程で水場(菩薩界の水と書いてある。地図では笹清水)を過ぎ、更に行くと武尊像?があり、
もう少し進んだ所が山頂。
中ノ岳 水場 銅像(武尊像?)
山頂には途中で抜いていった人1人と他に2人の3人だけ。朝早いので少ない。 それにしても眺望は最高で南から赤城・皇海・白根・燧・至仏・平ヶ岳・巻機・苗場・谷川と北関東、上越の山々が間近に見える。残念ながら南の方が少し霞んでいて富士山や八ヶ岳は見られなかった。 |
右から燧ヶ岳・至仏山・平ヶ岳 残雪の朝日岳?
下山はダラダラ坂なのであまり膝に負担なく早足で降りられる。途中から登って来る人に多くすれ違
うようになるが、思ったより人は多くない。すれ違う毎に「早いねー」って声を掛けられる。時間が経
つにつれ、次第に暑くなる。やはり夏は早い時間から登るに限る・・。
樹林帯を快調に降り、無事東俣駐車場までたどり着いた。
帰り道に花咲の湯に浸かって汗を流し、空いてる関越を飛ばして家路に・・。13時前に着いて、別な
用事をこなすことも出来た。
おまけ
梅雨のさなかの晴れ間は気分良かった。
しかし、梅雨というより真夏っていう感じの気候。朝早く行って良かった。
広葉樹が多そうなので紅葉の時期も良さそうだし、山菜採りも面白そうな山。冬はゲレンデスキーは
勿論、山スキーのフィールドもあり、四季を通じて楽しめる。