山 行 記 録 No.98  

神楽ヶ峰(中尾根) 山スキー

【日程】 2005年 12月 30日(金)   【メ ンバー】 リーダー・TAKEMARUさん・TAKUさん  3名
日帰り 自宅 →(車)みつまた・かぐらスキー場(ゲレンデスキー)→ かぐら第1高速終点出発 → 第5リフト終点
晴れ  4:40             8:00/10:10                          10:24               11:04 
       → 1984mピーク → かぐらスキー場 → ゲレンデスキー → (車)自宅

          11:58/13:00       14:00       14:00/16:00          20:15 
自己評価   眺望★★★★/達成感★★/危険度★★/疲労度★★/ 総合評価★★★
     
    
上ノ芝付近より神楽峰方面 稜線の樹氷と苗場山

はじめに
今年の冬は12月から大量降雪!
シーズンINはどこのスキー場も早めのOPENで、自分も早くスキーに行きて〜〜と思いながら機会に
恵まれずなかなか行けない。。なんかイライラしてきたが、年末しか行く日が無くてじっと我慢し
てようやくこの日を迎えた
で、今回のメンバーはいつも山スキーに一緒に行ってるTAKUちゃんと、今回山スキーデビュー戦で
いつも山登りに同行のTAKEMARU君と3名。ま、山スキーダメならゲレンデもある気楽なかぐらスキ
ー場&神楽峰に行く事にした。

山行記

TAKEMARU君にうちに来てもらい、TAKUちゃんとはいつものように関越の鶴ヶ島IC集合で出発。
帰省の車かスキーなのか良く分らないが早い時間の割に道はそこそこ混んでいる。

天気予報は悪くて日本海側は曇りや雪の予報で、しかも午後から日本海の気圧の谷の影響で更に悪
化するみたいであまり期待はしていなかったが、上空の寒気はそれほどでもなく冬型も崩れている
のであまり悪くない気がした。
しかし車が昭和ICあたりで武尊山が綺麗に見え、さらに進むと谷川岳もチラチラ顔を出している。
関越トンネルを抜けると薄い雲はあるものの晴れている♪ これは期待出来そうだ・・。
しかし雪の量がスゴイ!。関越も除雪が追いつかず車線が狭くなっている。。

みつまたロープウェイ乗り場 スキー場上部(第1高速リフト降り場)

みつまたのロープウェイ乗り場に着き、早速準備し出発。TAKEMARU君はスノーシューで登るか、TAK
Uちゃんの古い山板でシールで登るか最後まで迷ったが結局スノーシューは置いてシールで登ること
にした。
ロープウェイ・ゴンドラを乗り継ぎかぐらゲレンデに到着。まずはゲレンデスキーで足慣らし。
TAKEMARU君は10年ぶりのスキーだったが、まあ大丈夫そうなのでかぐら第1高速リフト1本だけの練
習のみで登ることに・・。

登り始めは緩やかな樹林帯 左手には田代湖&カッサダムが見える

そして山スキーモードに変更の準備して出発! 3人ともシール歩行で神楽峰を目指す。前日まで
で更に積雪が増えていたが、さすがにこの日は天気がいいので人が多そうでトレースはバッチリだ
し前後にも神楽峰をを目指す人が何人かいて結構賑わっている。かなりお手頃にバックカントリー
を楽しめる場所のせいかスノーシューを履いた人がボーダーだけでなくスキーの人も多く見受けら
れた。そのためトレースはスノーシューの人の後になるとボコボコで歩きづらい。。出だしはまば
らな樹林帯で斜度もそこそこ。。左手には田代スキー場方面が見え田代湖も良く見える。

運休中の第5リフト降り場横を通過 上部は広々としたオープンバーン

天気がいいので登りだしてすぐに暑くなる。汗をにじませながら登って行って斜度が少し増した所
をちょっと登って行くと第5リフトの降り場が見えてくる。
(このリフトはいつも運休しているが今シーズンは3月18日からは動かすそうだ)
ここを通り過ぎて少し登ると展望が一気に開け神楽峰方面の広い緩やかな斜面が大きく姿を現す。
このあたりが上ノ芝付近と思われる。

稜線へのトラバース 稜線も天気は最高

神楽ヶ峰への最後の登りの所でトレースが分れる。
神楽に登る人(1名)と中尾根の1984mのピークにトラバースして向かうグループ(6名)。更にすぐ先
で1984mピークに直登する人(2名)↑の写真。
我々は少し迷ったが神楽ヶ峰のピークは踏みたかったが戻りと滑りを考慮して今回はピークはパス
して1984m峰に行く事にして稜線へトラバースすることにした。

稜線は吹き溜まりが波打つ 平標・仙ノ倉・万太郎方面(ズーム)

かなり人の入りが多いと思っていたが、遅く出発した割には前を行く6人が先頭のようだ。
稜線に出ると波打つ雪と樹氷と苗場山が迎えてくれて最高の景色♪
しかし稜線の吹き溜まりのラッセルと登りがキツイようで前のグループの2〜3人が苦労していて、
我々も初シール登行のTAKEMARU君がここのシール登行で苦戦しながらなんとか1984mのピークに到
達。(前の方のラッセルに感謝)
中尾根ピーク(1984m峰)より平標〜谷川を望む 同じく中尾根方面(中央に岩原スキー場が見える)

1984mのピークからはやや雲が多いながらも谷川連峰や苗場山、鳥甲山や岩原スキー場の飯士山や
その先に巻機らしき山等々眺めがいい♪

しばらく景色を眺めながら休憩しながら昼食。ここのピークはさすがに雪が深く、スキーを脱ぐと
足がズボっとはまり、体半分まで埋もれてしまう・・。
昼食中も何組かのグループが到着して賑わってきた。結構ボーダーや普通のスキー板を担いでスノ
ーシューで登って来ている人も多い。

しばし休憩していよいよ滑走準備。。
ここから雁ヶ峰の方に行くことも考えていたが、この大量の雪だと緩い斜面では進まないと思い、
またラッセルのことを考えると、ここから中尾根に下ることにした。

しばらく北東方面にトラバースしてから中尾根上部の広い斜面を滑る。↓
(クリック拡大)


中尾根上部のパウダーを滑る(滑走者:お気楽)

同じく中尾根上部(斜度は緩い)

同じく (滑走者:TAKU ちゃん)

←同じく、新雪を豪快に・・・

上部は広い一枚バーンだが斜度はイマイチ。数名のシュプールはあった程度だったのでノートラ
ックの部分はかなりあった。雪は軽めのパウダーだったがイマイチスピードに乗れないのでちょ
っと物足りない。。もっと斜度が欲しい。

中尾根の中盤は少し斜度があったが今度は完全にノートラック。しかし新雪が少し波打っていて
雪が深過ぎてこれまたスピードが出ない・・。

中尾根の中盤の斜面 深雪に苦戦(TAKEMARU君)

せっかくのパウダーだったが雪が深過ぎた・・・。もっと斜度のある所を求めて中尾根の終盤は尾
根から下の沢に向けて降りるルートを取ることにする。さすがに30度以上の斜度なので楽しめそう
かと思ったが・・・ここも急斜面にもかかわらず雪が深過ぎてスピードが出ない。ほぼ直滑降に近
い浅いターンで降りてしまった。。

中央が第5リフト乗り場 (ここから降りた) 中尾根から沢筋に降りた斜面

そして最後は沢筋の斜面だが完全に緩い斜面で前に進まない。。下っているのにちょいとラッセル
しながら右にトラバースしてスキー場のコースに早めに戻った。

景色や雰囲気パウダーも楽しめたがスピードに乗れず、滑りはやや不完全燃焼だったためスキー場
に戻ってからはオフピステをちょっと滑り、最後はみつまたゲレンデで7〜8本飛ばして滑って終
了。山頂で休憩した以外は休み無しで滑ったのでまず満足♪。
シーズン初めの割にはたっぷりの雪で、オフピステの滑りも躊躇無く行けたので良かった。

 

おまけ
いいコンディションに恵まれて満足だった♪。
神楽ヶ峰はもっと地形的に簡単かと思ったが単純に往復するだけなら簡単だが、稜線はかなりうねり
もあり雪も多過ぎたため登りも少し難しい場面もあった。足慣らしにはちょうどいい場所なので次回
は田代スキー場に降りる尾根や雁ヶ峰の方の尾根も滑ってみたい。それにしてもスゴイ雪の量だった
ので、やはり雪の落ち着く時期がいいかも・・・大雪の後は雪が多過ぎなので、少しの降雪後の方が
無難かもしれない。。

同行のTAKEMARU君はなんとなく引っ張り出して連れて行ったがシール歩行もやや急な所は苦労したが
あとは無難に登り、なんとか深雪の急斜面も滑り降りてくれてホッとした^^。


参考
※同行TAKEMARU君のHPの記録はこちら
※後で偶然見つけた先行6人グループの方のおひとり(OFFPISTE NET NAGIさん)コース案内はこちら



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