山 行 記 録 No.100  

神楽ヶ峰(雁ヶ峰) 山スキー

【日程】 2006年 1月 21日(土)   【メ ンバー】 きむひろさん・かっきーさん・大ちゃん
            TAKUさん・お気楽 5名
日帰り  自宅 →(車)みつまた・かぐらスキー場 → かぐら第1高速終点  → 第5リフト終点 →
晴れ    5:10             9:00                10:30/10:40         11:05/11:10 
      1984mピーク → 霧ノ塔手前ピーク →  雁ヶ峰  →   ゲレンデ →  (車)自宅

       11:40/11:55    12:42/13:10     14:15/14:30      15:05/16:20      19:35
自己評価   眺望★★★★/達成感★★/危険度★★/疲労度★★★/ 総合評価★★★
     
    
霧ノ塔手前ピーク(2010m)のドロップ地点付近 中尾根ピーク(1984m)より霧ノ塔方面

はじめに
今シーズンは雪が多く、豪雪地帯は雪崩が心配。。雪崩のリスクの無い山スキーエリアは雪が少な
い場所か、疎林帯の斜面構成の場所か、斜度の緩いコースとかになる。
そんな中から四阿山でも行こうかと10日前位から計画。天気次第で変更も有ということでBBS上で
やりとりしている方々にもお声掛けして、この週末を待ったがあいにくの南岸低気圧襲来で予報は
どこも良くない。
結局前日になって予定やらメンバーやら変更&合流含めて最終的に5人という大人数?で行動する
ことになった。
天気予報は前日の夕方になって新潟方面は夕方まではほぼ降雪無しとなり、行き先も最終的に神楽
峰に向かうということを前日夜決定した。

山行記

天気予報はまた更に変わり、前日夜の予報では関東の降雪は昼前位からとか言ってたばかりなのに
朝出発時には草木がうっすら白くなっている・・。幸い道路には全く雪が無いので運転には支障が
無くて良かった。しかも北上するにつれ雪は止んでいっていた。
今回初顔合わせのきむひろさんと月夜野の道の駅で合流。同じくきむひろさんの仲間とそのまた仲
間のかっきーさんと大ちゃんも同じ場所で合流。総勢5人の豪華?メンバーでみつまた・かぐらス
キー場に向かった。

心配していた天気は関越を北上していくとちょうど月夜野あたりが境目で南は曇り・北は晴れとな
り、真っ白な谷川岳の双耳峰をハッキリ確認出来た時は嬉しくなってテンションも上がってきた。
途中苗場でアウターを忘れてきたTAKUちゃんがスキーウェアーを借り、三俣には遅めの時間に到着
した。ここからまたロープウェイ・ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ、早速出発準備。皆さん手際良く
準備してすぐ出発。

さて、出発です 田代スキー場とカッサダム&谷川〜平標まで一望

天気は快晴で風も弱い、絶好のコンディション♪。心配していた雪も一度締まった上に少し新雪が
積もったようで深くズボズボとなる感じではなく歩き易い。自然に揃って歩き出したものの、え、
速い・・登るペースが違ってかっきーさんときむひろさんはあっという間に離れていく。。なるべ
く付いて行こうとするが、太陽が照りつけ暑くなって早くも大汗・・。

運休中の第5リフト降り場から振り返る 左が神楽ヶ峰、右が中尾根

左手に田代スキー場やカッサダム・間近に平標〜谷川の稜線を見ながら運休中の第5リフト降り場
まではあっという間に登ってしまい、振り返ると更に景色が良くなる。さすがにスキー上がりのお
気楽チームと本格的山ヤさん&渓流釣沢登りチームとはパワーが違う・・。

樹林は無くなりオープンバーンに まもなく中尾根のピーク(photo by 大ちゃん)

樹林が疎らになった所から早めに右にトラバース、今回も神楽ヶ峰のピークはパスして中尾根のピ
ーク(1984m)を目指す。前回と違ってトレースは直接ピークに向かっていたので無駄な歩きが無く
樹林が切れると真っ白なオープンスロープの登りが気分いい♪
あっという間に稜線上の中尾根のピークに出た。それにしても年末に来た前回は雪も深く苦戦した
こともあったが、今回は快足メンバーに引っ張られ1時間で着いてしまった。

稜線へ最後の登り(photo by 大ちゃん) 稜線からは妙高や遠く北アも

稜線からの景色は最高で上越のほとんどの山々と遠い所では妙高や後立山の北部、燧ヶ岳や日本海
まで見える想像外の天気の良さと眺望♪

1984mピークより苗場山 苗場山をバックに怪しげな?記念集合写真

暫く景色に見入って写真を撮ったりして、さて、それでは何処をどう滑ろうかと考えていたら、
TAKUちゃんが雁ヶ峰の方を廻ってみたいと言い出した。
え〜。軟弱なお気楽は風邪も引いて体調不良で、距離もあて登り返しや下りラッセルもありそうな
ので難色を示したが、天気が良くてまだ時間もあるので、中尾根をあっけなく下るのもなんなんで
なんとなく行ってみようかという雰囲気になり、では行こうということになった。

霧ノ塔手前のピークまではシールを付けたまま一旦下りまた登り返す。最後の登りは急でシールで
やっと登れる感じだったがなんとか登り切った。ピークは東側に大きく雪庇が張り出し雪の多さが
窺える。
霧ノ塔手前ピークへの最後の登り 霧ノ塔手前ピークの大きな雪庇

ここで休憩。ドジなことにコンビにで買った食糧&飲み物をザックに入れ忘れるという失態で、
TAKUちゃんにパンを恵んでもらう・・きむひろさんの温かいミルクティーも旨かった。。
(助かりました・・感謝)

さ、腹ごしらえもして休んでいると冷えてきたので滑りましょう・・滑走準備。
地図で再度確認、視界がいいので滑るコースを目視確認していよいよお楽しみです。

ここからドロップイン(photo by 大ちゃん) 最上部は最高のパウダーに絶叫・・

でだしの斜面はサラサラパウダーでほどよい深さと斜度で最高の気分♪
気持ちよくシュプールを描く・・。

上部のパウダー斜面(photo by きむひろさん) 雁ヶ峰は遠い(黒岩ノ平付近より)(photo by きむひろさん)

傾斜が緩くなって黒岩ノ平という所をスキーを漕ぎながら進ませる。自分の板は短くて沈みがちで
遅い・・
止まらない程度のスピードで滑って行く。

まだ遠い雁ヶ峰 雁ヶ峰より来た方向を振り返る

ダラダラ斜面そしばらく滑って雁ヶ峰はもうすぐかと思ったらまだ手前の小ピークでまだまだ先
だった・・。

雁ヶ峰は最後に登り返しで苦戦。板を外して登ろうとすると膝上まで雪に潜るし・・面倒だけど
自分だけシールを貼って登ったら楽に登れた。。

雪も重くなってきた最後の急斜面 無事スキー場のコースに戻る

雁ヶ峰から先は下りのみ。ルートを確認しながら最後の滑り。
新雪の深い所も多く、場所によっては重くなったりしてきて滑り易い所と滑り難い所が交互に出現
する。一度雪が急に軽くなってバランスを崩し木に激突しそうになって転倒して雪まみれ・・。
このあたりは転倒者続出だったが、なかなか楽しいもんだ。。

最後はかぐらスキー場のゴンドラ乗り場の上の方に無事降りて終了。スキー場の雪が締まっていて
滑り易過ぎてビックリ。
みつまたゲレンデに戻ってビールで乾杯してゲレンデスキーはやらずにゆったりして、翌日もスキ
ー予定のきむひろさんチームと別れて帰路についた。

 

おまけ
関東南部は大雪だったのに新潟は晴れで眺望も素晴らしく雪もパウダーいっぱいで満足♪。
急に行くことになった雁ヶ峰コースは面白かったがルートファインディングが必要で天気が悪い時は
かなり難易度が上がるので避けた方がいいかも・・。

それにしても山ヤさんと源流釣師さんのパワー恐るべし・・。きむひろさん・かっきーさんの登りの
スピードといい、スキー10年振りとかいいながら雪国育ちで源流登りで鍛えている大ちゃんはなかな
か雪山慣れしていてスゴイです。。
こちらは体力の無さを痛感。。ダイエットしなきゃ・・・ムリか。。

あと、密かに今シーズンの目標としていたゼロ転倒・・つまり一度もコケずにシーズンを乗り切ると
いう大目標はここで2回転んであえなく途切れてしまった・・。どうも調子に乗り過ぎて安全運転を
忘れて滑ると必ずやってしまうようだ・・・山スキーは転ばないことが最大の安全と信じているので
またコケずに頑張りたい。。

御同行の皆さんお世話になりました。また是非御一緒しましょう!!。

※参考:(OFFPISTE NET コース案内はこちら)



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