山 行 記 録 No.67  

甲武信岳(2475m)

【日程】 2004年 11月 6日(土)   【メ ンバー】  リーダー ・NT君  2名
日帰り     自宅 →(車) 毛木平駐車場 →  ナメ滝   → 千曲川源流標  →  甲武信岳 山頂 →
曇りのち   4:55          7:45/8:00         9:20/9:23    10:12/10:18        10:53/11:36   
晴れ
       千曲川源流標  →   ナメ滝   → 毛木平駐車場 → 海ノ口温泉 →   (車)自宅
          12:00/12:02       12:43/12:45      13:45/13:55                     19:30
自己評価   眺望★★★ /達成感★★★ /危険度  /疲労度★☆ / 総合評価★★
     
    
甲武信岳 甲武信岳 山頂標

はじめに
秩父山地の山々はあまり特徴がなく山座同定しにくい。近くからなら分るが遠い場所からはどう
も分り難い。しかし甲武信岳は標高も高く3県に跨っている分水嶺の山。・・なのだがあまり目
立たない。いつでも行けるかなと思いながら、関東とその県境にある百名山では、噴火してしま
った浅間山を除いて一番最後に登ることになってしまった。



山行記

日帰り
同行者NT君とは中央道のどこかで待ち合わせしようかとも考えたが、うちに来てもらって1台の
車で出発。前回の飯盛山のときと同じ関越〜上信越道の佐久IC経由で行く。
R141を左折してからも結構長い・・。こんなに人家もあるのかと思いながら最後は高原野菜畑が広
がる、ちょっと北海道っぽい所を進み、道が1車線しかなくなる所を更に進んだ場所に舗装された
立派な駐車場がある所が毛木平。ざっと30台以上は置けそうで綺麗なトイレもある。地図ではこの
先まで林道があるように記されているがここにはゲートがあり、これ以上は進めない。

毛木平駐車場 歩き易い登山道

早速準備して出発。
最初は林道をしばらく歩き、その後は緩やかな落ち葉のクッションの効いた登山道を進む。
かなり緩やかな道で、標高差が1000mちょっとある割にはいつになっても急にならない。左手に千
曲川の最上流部の「西沢」を見ながら少し高巻きしてさらに緩やかに登る。飛ばして気味に歩いて
いるつもりだが、地図に表記されているナメ滝にはなかなか着かない。どうも標高が違っているよ
うな気もしたが(低く表示)、やっと着いて少し休む。

ナメ滝 登山道ではなく遊歩道?

しかし、緩い単調な歩き易い道が延々と続く。(下りはすっ飛ばせそう)
途中の看板には「千曲川源流遊歩道」と出ており、やはり登山道というより遊歩道か・・。
更に登って行くと何回か小さな橋を渡り右岸側から甲武信岳が一瞬顔を覗かせる場所(↑一番上の
写真)があった。
そしてそろそろ単調な道に飽きる頃、千曲川源流の標識のある場所に到着!

千曲川源流の標識 千曲川源流

早速写真撮影&休憩。かなり腹減ったのであんパンを1個速攻で食べて出発。ここからはやや急登
となり、ようやく山道らしくなった。が、それも長くはなく、ちょっと休みたくなった所で稜線に
出る。
で稜線伝いに登って行くとやがて樹林が切れザレた所の急登。頂上が見えてくるし右手には雲の上
に富士山の姿も・・最後にひと踏ん張りで山頂に着いた。

富士山 間ノ岳・北岳

立派な山頂標があり何人かの人が休んでいるが思ったより少ない。ずっと無風だったが少々風が出
てきて冷たく感じる。雲が多かったが徐々に晴れて来て眺望もいい。富士山をはじめ、八ヶ岳や南
アルプス、遠く北アや噴煙を上げた浅間山の姿も。
ここでカップヌードルのお食事タイム。さすがに標高も高いので寒くなってきたので早々に退散。

落ち葉の道を下るNT君 カラマツの黄葉@

帰路は同じ道を引き返す。写真を撮るために少し止まる以外はあまり休まず飛ばす。
雲がやや多かった天気も次第に快晴に・・。

カラマツの黄葉A カラマツの黄葉B

周辺の山々は広葉樹の紅葉は既に終わっているが、カラマツの黄葉が日に照らされ見事。
晩秋の雰囲気を醸し出していてなかなかいい雰囲気♪

カラマツの黄葉C(毛木平駐車場より) カラマツの黄葉Dと帰路の高原野菜畑

あっという間に毛木平の駐車場に到着。「毛木平」は下の方の新しい看板には「毛木場」と書かれ
ており、どちらが正解なのか・・・?

帰路は益々太陽の光が眩しく、ホント鮮やかな黄葉。晩秋の穏やかな1日を味わえた。
帰り道は海ノ口の温泉に立ち寄ってから帰ったが、帰りの高速は眠くて眠くてNT君に運転を頑張っ
てもらった。

 

おまけ
登山道は緩やかで歩き易く、緊張する箇所も全く無いが、ちょっと距離が長い。この山域はやっぱ
り秋か新緑の頃が良さそうか・・。眺望も黄葉も満足出来て、なんとなくいい気分で登って降りた
という感じだったが、少し早足だったためやや疲れた。