山 行 記 録 No.56  

瑞牆山(2230m)

【日程】 2004年 6月 5日 (土)
  【メ ンバー】  リーダー ・ エヌ  2名
 日帰り    自宅 → (車) 瑞牆山荘 →  富士見平小屋 → 天鳥川出合 → 瑞牆山山頂 → 天鳥川出合
  快晴        5:05           7:20/7:35      8:14/8:25      8:42/8:44    10:05/10:50     11:55/12:05   
          富士見平小屋  → 瑞牆山荘  →(車) 自宅

            12:25/12:33      13:13/13:30     18:05
自己評価   眺望★★★ /達成感★★ /危険度★★ /疲労度★★ /総合評価★★★
     
    

 
        瑞牆山(天鳥川出合手前より)                      桃太郎岩

はじめに

瑞牆山の上部は写真で見ると岩の形が特徴的で印象に残る。今までは遠目でしか見たこと無かったが
この界隈を日本のヨセミテとかいう人もいるらしいが、どちらかというとイタリアのドロミテ山塊と姿が似て
いるように思え、なんとなく眺めて楽しめそうな山という印象。
山は登るには簡単な方の部類のようで・・。梅雨入り前の最後の晴天と思われる週末、仕事疲れが残
っているが、日帰りで手軽に眺望の良さを楽しめそうな山、ということで、前週に天気が悪そうで諦めた
この山に行くことにした。

  

山行記
朝、もう少し早めに出発しようと思ったが、なかなか起きても体が動かない。。
やや疲れ気味のまま車で出発。しかし、最高の天気で気分のいいドライブ。中央道からは富士山や南ア
ルプスの山々がクッキリ見え出すと疲れもすっ飛ぶ。この時期にしては視界最高でこれからの山行に期
待が高まってくる。
韮崎I.Cで降り、八ヶ岳を眺めながらやがて増富温泉を通る。さらに進むと道は狭くなり、鮮やかな新緑の
中、瑞牆山荘に着く。思ったより舗装された走り易い道で良かった・・・。

早速準備して出発。最初は樹林帯の滑り易い道。ゆっくり登ると思った同行エヌは飛ばしモード。。バテる
からペースダウンを指示。ゆったり登って行くとやがて林道を突っ切り、再び樹林帯の道を行くと、左から
林道と合流、更に少し登ると意外とあっさり富士見平小屋に着いた。
 
                 富士見平小屋                       天鳥川出合 

ここで小休止。この日は人の入りが多く、続々と登って来る。ちょうどこれから混む時間・・。この日はあ
まりシャカリキにならなくても歩行時間が短いためゆっくりあせらず登る。。小屋から樹林の中のトラバー
ス道を行く。左手に瑞牆山の姿がチラチラ見えるが木が邪魔で、全体が見えるのは最後のほんの一瞬
だけ・・そして少し下った所が天鳥川の徒渉点。ここは少し広くなっていて休憩にいい場所で、何人かが
休んでいるがここは休まない。ここのすぐ横に大きな岩で真ん中が割れているのが「桃太郎岩」。確かに
大きく割れていて桃のよう・・・。

  
    鮮やかな空と新緑              岩ゴロの道             咲き始めのシャクナゲの花

ここからしばらく岩ゴロの道を登る、足場はさほど悪くはないが、ロープの張ってある箇所やハシゴ等あり
で、やはり歩幅が一定で歩けないので登りずらい。しばらく登ると徐々に樹林が切れ出し、後ろを振り向く
と富士山が見え出すあたりでは早速写真を撮っている人が目立つ。同行のエヌのスピードに合わせてゆ
っくり休み休み登っているのでバシバシ抜かれる。さすがに晴天の土曜日の百名山。かなり多くの人が登
って来ている。

シャクナゲの花は標高の低い所よりも日当たりのいい標高の高い所のほうが咲き始めている。更に高度
を上げ、ロッククライミングをしている人のいいる大きな岩の横を抜け少し行くと黒森方面との分岐を右に曲
がり足場の悪い所を登ると展望が急に開け頂上に着いた。(ここのコースタイムは少し甘い・・・あんなにゆ
っくりなのに20分も早く登っている・・・)

既に多くの人が休んでおり山頂標での撮影は順番待ちとなっていた・・・。。やはりお手軽な山なのか、軽
装で来ている人も多い。景色は素晴らしく、金峰山を左手に富士山南アの山々、中央ア、御嶽、八ヶ岳、
北アの後立山方面と一望♪。この日は快晴で湿度も低く、視界良好という最高の日和で暑さもさほど気に
ならない・・・。しかし紫外線は強烈。。日焼け止めも少しとれるとすぐ焼けちゃう・・。

山頂からの景色 ↓
 
           瑞牆山山頂                        富士山もクッキリ 

 
            金峰山                             八ヶ岳   

山頂ではゆっくり休んで景色を楽しみながら食事タイム。いつもあまりゆっくりしていないので、たまには
ゆったり気分で心地よく景色を楽しむ♪風も微風のそよ風・・。居眠りしたいとこだが、ちょっと混雑なの
で残念ながら引き上げる。

下りは岩が多い道なので慎重に下る。登ってくる人が更に増え、すれ違いの待ち時間が多くなる。団体
さんや、若いカップル、学生らしいグループ、ファミリーなど、いつも年輩の方々ばかり見ているので、新
鮮な光景に感じる(笑) 最近は下りで膝を痛める恐れがあるのでゆっくり下り、富士見平小屋で小休止
した後は林道を通って下り、瑞牆山のビューポイントで写真撮影し、さらに林道を下って登山口に戻った。

      瑞牆山全景(林道横より)

登山口の駐車場は満タンで入りきれない車がビッシリ路駐。しかし路上スペースも豊富にあるので困る
ことはなさそうだ。

帰りはドライブしながら野辺山〜小海〜佐久と周り、関越道経由で帰った。

 

おまけ
梅雨入り前のカラっとした快晴。最近はGWあたりから梅雨に入るまでの季節が気に入っている。
好天の中、眺望がよく手軽に楽しめた山で、翌日にまったく疲れも残らず満足行く山行だった♪
やはり見た目は「日本のドロミテ」にふさわしいかと思う。。