山 行 記 録 No.103  

西吾妻山(2035m)A 山スキー

【日程】 2006年 2月 19日(日)   【メ ンバー】 TAKUさん・てんきんやさん大ちゃん・お気楽 4名
日帰り   自宅 →(車)グランデコスキー場 → 第3リフト終点  →  西大巓  →  西吾妻山 → 
晴れ     4:45       9:15/10:00         10:15/10:35      11:55/12:15   12:55/13:30  
       グランデコスキー場  →(車)川上温泉  →  (車)自宅

         14:50/15:40        15:55/16:35           21:45
注)コースタイムは適当に記入してます、正確ではありません
自己評価   眺望★★★★/達成感★★/危険度★★★/疲労度★★/総合評価★★★
     
    
西大巓からの西吾妻山の眺望 西吾妻山 山頂西側の樹氷

※写真はメンバーの皆さんからもお借りしました

はじめに
昨年から西吾妻山の樹氷を是非見てみたいと思っていたが、樹氷が綺麗な期間(僅か1ヶ月ちょっ
と)で週末の天気のいい日というとなかなかチャンスは少ない。吾妻山あたりはなかなか天気がい
い日も少ないので今年はどうか・・昨年秋には下見で訪れて準備も万全。今年こそはと思い2月の
週末でチャンスをうかがっていて週間天気図の予報と睨めっこをしていたが、たまたま出かけられ
るこの日が天気良さそうなので行ってみることにした。
メンバーはいつものTAKUちゃんに加え前々回の神楽で一緒だった源流釣師メンバーのてんきんやさ
んと大ちゃんと直前で一緒に行く話がまとまり4人で出かけることになった。

山行記

4人が浦和付近で集まりてんきんさんの車で出発。ETC割引を駆使?しながらグランデコスキー場
を目指す。関東は曇っていたが北へ行くほど天気が良くなる。磐越道に入って磐梯山の大きな姿が
見えた時は歓声が上がる。。猪苗代磐梯ICを降りてコンビにに寄ろうとしたが、途中2ヶ所あった
コンビ二が混んでたのでそのまま進むとグランデコの入口まで店が無い・・。仕方なくそのまま直
進するとすぐ先にコンビにがあって事なきを得た。

ちょっと遅めの出発だったのでグランデコには9時過ぎに着いて準備。チケット売場横のインフォメ
ーションコーナーで登山届を提出。(普段はオジさんが受け取る場合が多いが、ここはお姉さんが受
け取って帰りに必ず寄って下さい・・ニコっとされた)

チケットは3枚分必要になるので6回券を4人で2枚購入。(ゴンドラだけ2枚必要)

ゴンドラ内から西大巓方面 ゴンドラ内から滑走ルート確認

スキー場はさほど混んではいないがゴンドラは少し列が出来ていた。ゴンドラに乗り少し滑り降り
て第3リフトに乗って降り場横の右手が取り付き点で、ここで準備。結局出発は10時半過ぎと遅い
出発になってしまった。

第3リフト終点右手の取り付き点で準備 樹林帯を登る

いきなり密な樹林帯を縫いながらの登り。太陽が真後ろからサンサンと降りそそぎ暑い。すぐに大
汗をかきながら、いつものように首に巻いたタオルで汗を拭う。西大巓までは標高差400m弱だが
この暑さですぐバテる・・。

樹林が開け西大巓も見えて来る 背後には磐梯山

しかしペースが上がらない・・暑いからなのかシールの登りが下手だからなのか??なのだが、樹
林帯の合間からは真後ろに磐梯山や猫魔スキー場がチラチラ見える。やがて尾根沿いの見晴らしの
いい所(1843m?)に出ると右手に樹氷がいっぱいに広がった西吾妻山が見えて来て感動!
西大巓手前の小ピークを左から巻くあたりでは木々も益々樹氷らしくなってきた。背後の磐梯山も
少し視線を落としたあたりに見える感じになる。
バテバテだったがこのあたりから風が出て涼しくなり力が戻ってきたがすぐに西大巓(1982m)
山頂に到着。

右手には西吾妻山が視界に・・ 西大巓山頂の標識

ここの景色は最高だった♪
東にこれから向かう西吾妻山と樹氷原。西に飯豊連峰の真っ白な姿が大きく迫り、その右にはやや
霞んでいるが朝日連峰、さらにその右に米沢の街や蔵王が見える。南側には磐梯山とその左に猪苗
代湖、その左に安達太良山と周囲の樹氷とマッチした景色は感動的で、今回は滑りより樹氷見物が
目的だったので、まずは大満足♪

西側には飯豊連峰 南東には安達太良

周りはスノーシューで登って来た人や山ボーダー、山スキー数名がいたが割りと静か。
前日も天気が良かったかと思ったが麓からはガスがかかって山は見えなかったそうで、この日に
なってちょうど良かった。
この景色には皆大喜び♪

北東には蔵王 北西には朝日連峰

景色を充分に堪能した後西吾妻山に向かう。シールを外そうかとも思ったが再度貼り直すのも面倒
なのでそのまま鞍部に下る。

西吾妻山に向かう 西大巓からの下りをシールで滑る

鞍部を少し登ったあたりからは背後の西大顛と正面の西吾妻山と周囲は360°樹氷だらけで写真を
撮りながら登る。絵になる景色の連続で嬉しくなる♪ なかなかこういう光景に出くわすことはな
い。(ただ蔵王の樹氷よりやや小振りだが見た目はこちらの方が綺麗だ)

鞍部より西吾妻山への登り

西吾妻小屋を左手に見ながら山頂を目指す。相変わらず皆写真を撮りながら登り、割とあっけなく
山頂へ。あまりの晴天でトレースもバッチリだったのでルート取りの心配も全くなかった。

樹氷の密集地帯を登る 見事な樹氷
樹氷の中の西吾妻への登り 西吾妻山への最後の登り(後ろに西吾妻小屋と飯豊)

山頂では景色を楽しんだり写真を撮ったり、普段飲まないがこの日は天気がいいのと暖かいだろう
と思い、コンビニで小さな缶ビールを買っていったのでこれを飲む。ザックに陽が当たってたので
あまり冷えてなかったが旨い♪ 
ここは夏は樹林の中で全く景色が見えないが冬は見事に木が埋まり展望も得られる。

西吾妻山山頂にて記念撮影 さていよいよ滑りタイム

軽くパンを食べながら休んでいよいよ出発!
二十日平へは南斜面なので雪質はあまり期待していなかったがどうか?
出だしはやや硬目で少しシュカブラもあったがすぐに重めの新雪に変わる。
尾根に沿って滑るが尾根の右手は樹林が密なので若干左手に行くがすぐに樹林帯に突入。
先行者のシュプールも10名分位ついているようで、ほぼこれに沿って滑るが滑りづらい。荒らされ
た重い雪は一番苦手なので少しシュプールを外して踏まれていない場所を選んで滑る。木に衝突し
たくないので慎重にスピードも遅め。だが、相変わらず木とポールを勘違いしたような滑りをする
人もいる(笑)。

4人入り乱れて木を避けるのが面倒な滑りをしていると・・ん、あれ大ちゃんがいない。。
なんか先に右の方に滑ったのを見たのを最後に見えなくなった気がしたが・・。

磐梯山の左手を目指す 下部の疎林帯

しばらく待ってみたりてんきんさんやTAKUちゃんが笛を鳴らしたりしたがいない・・。先に行った
のか後にいるのか??
何回か滑っては待つの繰り返しで1600m付近まで降りたところでてんきんさんが携帯を鳴らして
みたら大ちゃんが出た!。平な所で待ってるって言ってるが・・それが二十日平辺りかと思い更に
降りて二十日平手前辺りで待ってみたがいない。平な場所というのはもっと上だったのか・・。
とりあえずツリーホールに落ちて身動き取れないとか、木に激突で気を失ったというのではなく一
安心。

と、言いながら我々3人もルートが若干右に行き過ぎ二十日平手前で小さな谷に出てしまい数十m
だが左に戻って谷を回りこんでコースに出た。滑りは樹林帯が密でしかも雪が重いので旨く滑れな
かったが、唯一1500m〜1300m辺りは樹林も疎らで斜度も少しは増してまあまあ楽しめた♪。

結局最後は中ノ沢を突っ切り、登りのゴンドラで確認したスキー場の中の物置小屋のような場所の
横に出て、スキー場のコースを少し流してゴンドラ乗り場に到着。

ここでスキー場のコースに出る とりあえず到着

そしてなかなか見つからなかった?大ちゃんは・また携帯で連絡を取ってみたものの通じない。。
視界も充分あったのでスキー場も見えてたし、トレースもそこそこついていたのでルートミスして
もあまり大事にはならないと思っていたが、心配・・・。。
ゴンドラ乗り場で何分待ったか・・20分も経ってない位だったか・・大ちゃんが無事降りてきて
ホッとした♪ 

帰りは道沿いにある川上温泉のひなびた民宿の温泉で汗を流してから帰った。

 

おまけ
このコースは「滑りより景色」と思っていた通りで樹氷の美しさは最高で、念願叶って満足だった。
やはり天気のいい時にサクっと行く所だと思う。
ただ滑りは期待していなかった通り?で樹林が密で滑り難いし、雪も南斜面で良くなかった。かえっ
て春の腐れザラメ雪の時期の方が滑り易いと思う。又、天気の悪い時はルートがかなり分り難いだろ
う。

このエリアはガスが出たりするとルートを見失い易い地形なので、今回はGPSを直前で購入して自分
の居場所が分ることが出来たので、天気急変しても迷う心配が薄れると思った。あまり多用しない
つもりでいたが珍しさから、何回も使ってしまった。
(面白くてクセになりそう・・)やはり自分がどこに
いるかピンポイントで分るのはいい。^-^
今回は準備が追いつかず使い方もあまり慣れていないのと、帰ってから誤ってログを消してしまった
ので通った正確な軌跡を確認出来なくて残念・・・。
(一応今回の予定ルート地図と想像の滑走ルートをこちらに載せてみました)
GPSはあまり頼り過ぎてもあまり良くないが、やはり必需品なので今後も保険として使っていきたい。

今回同行の大ちゃんのレポはこちらです。笑えます。。
(但し女性は閲覧禁止!・・・笑)


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