山 行 記 録 No.128  

至仏山(2228m)ワル沢A 山スキー

【日程】 2007年 4月 21日(土)   【メ ンバー】 てんきんさんきむひろさん ・TAKUさん・お気楽 4名 
日帰り   自宅 →(車)鳩待峠 →  至仏山 山頂 → 1750m付近(登り返し)→ 2120m付近→(再滑走)
曇り      5:00     8:10/8:42     10:29/11:08      11:18/11:48         12:33/12:56   
         ワル沢滑走終了点 → 鳩待峠 → 望郷の湯 →  自宅

          13:18/13:33        13:49   
   
自己評価  眺望★★★★/達成感★★/危険度★★/疲労度★★★/総合評価★★
     
    
鳩待峠からの登山道より至仏山 至仏山 山頂標

はじめに
悪天の予報で1週見送って迎えた週末もまた予報が悪い。
しかも寒冷前線の南下で南西の風が吹く予報なので、予定していた北アルプス方面のルンゼ滑降は
止めて、どこか予報の良さそうな所ということで、比較的予報の良い関東では滑れるのは限られる
が、ちょうど至仏山へのアプローチの戸倉〜鳩待峠への道路が1週早く開通とのことで、雪崩のリ
スクも低く条件は良さそうなので、一度行った事があるが、お手軽にオープンバーンを気持ち良く
楽しめる場所なので、前日PM、至仏に決定して行く事にした。


山行記


当日はまたまたてんきんさんの車で、途中TAKUちゃん・きむひろさん合流して鳩待峠へ。
鳩待山荘がOPEN前なのか、駐車場がタダなのを知らずに、1台車をデポして行ったが嬉しい誤算で
¥2500もの駐車代を払わずに済んだ。そこそこ車の数は多かったが、駐車場は満杯になってない。
1週早く道路が開通したのを知らない人が多かったのか天気予報がイマイチだったからかなのは不
明。

鳩待峠の駐車場で出発準備 駐車場から遠目に至仏山

早速準備して出発。やや遅いスタートだが、ゆっくり登っても2時間半位だろうから心配無し。
心配していた天気は曇天だが視界は良好。進行方向右手には至仏も見える
またいつものハイペースに引っ張られて登って行く。斜度がなだらかなのでシールがズリ落ちるこ
とも無いので楽。
トレースはツボ足やらスキーやらスノーシューやら、いろいろあるので一番登り易い荒れてない所
を選びながら行く。
かなり楽な展開なのでペースは速いまま登る。ただTAKUちゃんは今回テレマークで来たので歩幅が
大きく取れずに歩き難そうでペースが上がらない。斜度がなだらかだと余計差が付きそうな展開。

先行している人をかなりの人数追い抜いて、途中オヤマ沢田代の少し手前で休憩。燧ケ岳もクッキ
リ見えるいい場所だが、少し風が出てきたので寒い。TAKUちゃんはかなり遅れているようだし、止
まってると寒いので先に自分だけゆっくり歩きながら先行。オヤマ沢田代を過ぎて稜線に出ると少
し風が強まるがさほではない。

燧ケ岳が見えてきた 小至仏方面

小至仏は巻いて、いくつかあるトラバースのトレースの上寄りに沿って歩き、更に至仏山頂手前の
小さなピークも巻いてあっさり山頂に到着。
途中からペースを落として登ったにもかかわらず、結構な人数を追い抜いたが、それでも山頂は結
構な賑わい。相変わらず曇っているが眺望良く、谷川や越後・会津方面の山々もすべて見れた♪
すぐにてんきんさん・きむひろさんが到着し20分近く遅れて慣れないテレの歩きで苦戦したTAKUち
ゃんも到着。山頂の標識は下の方が雪に埋もれており前回よりも雪が多いという印象。

至仏山頂より燧ケ岳と尾瀬ヶ原 山頂標にて記念撮影!

記念撮影をしたら、寒いのですぐ滑ることに。
ムジナ沢を滑って登り返し、ワル沢をやるつもりでいたが、天気が心配だし、どうせ登り返す予定が
あるなら斜面の気持ちいいワル沢を2本にした方がいいということになった。

滑りだすと山頂近くは表面5〜10cmの新しい雪がモナカ気味で邪魔。少し滑って高度が落ちるとすぐ
にザラメ状のいい感じの雪になってきた。気持ち良くターンが決まり出したが、次第に重い雪に。
やや後傾気味にして滑るといい感じにターンが出来る。このところモナカ雪に悩まされてたのでやっ
とザラメに出会えていい気分♪

ワル沢1本目、雪質は重めの湿雪 ワル沢のオープンバーンを滑り終えて休憩

適当に滑ってオープンバーンの斜度が少し緩やかになった所で停止、天気も持ちそうなので登り返
してもう1本滑ることにし、そこが風の弱い暖かい場所だったのでここで大休止。
やはり1本だと物足りない気もした・・。

再度シールを貼って登る。雪がべちゃべちゃだったせいかシールが粘着力が心配だったがなんとか
付いて登高再開。山頂に向かって右手の方を登って行く。斜度が増したあたりは多少ジグ切ってい
ったが割りとすんなり高度が稼げる。
山頂から北寄りの方の岩場まで登り、ここからまた滑る。

ワル沢2回目の滑走 テレ滑りのようなきむっち・・TAKUちゃんかと思った。

再び重めのザラメ雪を蹴散らし滑って、樹林帯は左手の正面から突っ込み、トレースに沿って滑っ
て行く。最初の沢(ワル沢)横断はスノーブリッジどころかほとんど埋まっており難なく通過、川上
川もほとんどが雪で埋まっており渡渉は全く心配は無い。

最後は板を担いで人が多くなった賑わいのある道を鳩待峠に登り返して終了。

鳩待峠の標識 鳩待峠の休憩所

帰りは沼田ICに近い望郷の湯で温泉に浸かって満開の桜を見ながら帰路に。
かなりゆっくりしても早い帰宅となった・・近くてお手頃に楽しめていい。

 

おまけ

このところキツ目のコースが続いていたので、今回はかなり楽に感じた。
3年前に来た時よりあっさり終わった感じはしたが、それでも眺望が良く斜面もオープンバーンで
そこそこ楽しめるのでいいとこだ♪

今回は空いてて駐車場もタダでラッキーだった。。


今回のGPSデーターはこちらです。今回は軌跡地図のみです。多少の位置ズレあります。
あくまで参考程度にしてください。



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