山 行 記 録 No.52                         

丹沢山(1567m)・蛭ヶ岳(1673m)

【日程】 2004年 4月 10日(土)
  【メ ンバー】 リーダー・NT君・ラベンさん・SDさん   4名
快晴    自宅 →(車) 海老名S.A →(車)塩水橋 → 本谷橋 → 堂平分岐 → 丹沢山 山頂 → 不動ノ峰
        4:30       5:25/5:30       6:17/6:35      6:57      9:02        9:38/10:10     10:51 
       → 鬼ヶ岩 → 蛭ヶ岳山頂 → 丹沢山 山頂 → 本谷橋 → 塩水橋 → (車)海老名S.A → (車)自宅

           11:22   11:50/12:45     14:02/14:20   16:17     16:37                    21:30
自己評価  眺望★★★ /達成感★★★★ /危険度★ /疲労度★★★★/総合評価★★★
        
    

  
        丹沢山(左) (右は塔ノ岳)                 蛭ヶ岳(不動ノ峰付近より) 


はじめに
丹沢山域はよく姿は見れども、その全貌は全く分っていないし、あまり足を踏み入れたこともない
ので、どの山がどれ?と言われてもまるで分らない。
なんとんなく、面積はやたら広そうだということと、高い山は無いということは分るが、あまりにも?
のでとにかく一度登って見なくては・・・と昨年、一昨年と秋〜冬にかけて計画したが、天気が悪く
中止した経緯があるので、再々度計画し、行ってみることにした。

丹沢は蛭が出るというのもいやだなと思い、暖かい時期は絶対避けようと思ってたので春は4月の
うちに行かねばとも・・・・。

そして、お手軽日帰りで行ける山というイメージが強かったが、「丹沢山」と最高峰の「蛭ヶ岳」の両
方に行って、しかも日帰りで行くことを条件にコースを探したが、どれもかなり長いコースになって
しまう。それでも地図上のコースで純粋に日帰りで、しかも一番短いと思われる、塩水橋から天王
寺尾根を通って丹沢山、蛭ヶ岳をピストンするコース[昭文社地図「丹沢」2002年]で行き4時間
15分、帰り3時間20分の計7時間35分で、これなら少々キツイが行けそうだと考えた。
  

山行記
今回のメンバーは豪華4人も揃う構成で皆健脚揃いなので、置いていかれないように気合を入れ
なければ・・・・。

朝、東名海老名I.Cで待ち合わせし、塩水橋を目指す。宮が瀬ダムから林道を通り塩水橋のゲート
に着く。既に10台近い車が止まっている。ここは路肩を中心に10数台は駐車出来そうな場所だ。
準備して出発。快晴・無風の絶好のコンディションに恵まれた♪ 最初は舗装された林道の車道歩
きを20分強で、いい準備運動になる。
本谷橋手前の看板から右に入りいよいよ本格的な登り。
  
    本谷橋横登山口看板             鹿除けの柵               樹林帯の急登

途中、樹林帯では、鹿からの食害防止のための柵を何回か超えながら、急な登りを行く。道は良
く整備されており、比較的登り易い道が続く。途中に分岐したり合流する道が少ないせいか、標
識も少なく、自分がどのあたりにいるかは高度計を頼りにするしかない。ただ、向かって左手に
大山がずっと見えていたので、これが若干の目安にはなった。

途中5分程度の軽い休みを2回程取り、登り始めて3時間強で丹沢山に到着。標高差1000m強
をまずまずの速いペースで登ったつもりなのに、コースタイムの2時間40分をオーバーしている。
かなり厳しいコースタイムの設定という印象。。本谷橋の所で3時間30分と看板があったのが正
解と思われるが・・・。
 
          丹沢山 山頂                       ドーンと富士山が出迎える

丹沢山頂はガイドブックには展望がないと記載してあったが、予想に反し、富士山が良く見えて
いたし、南アルプスの山々も見えており、まずは満足した気分になった。

ここで休憩後、最高峰の蛭ヶ岳を目指す。
いきなり急に下った後、アップダウンを繰り返す。蛭ヶ岳は割りと近くに見えていたが、尾根が被
って見えていたので、実際はかなり遠い。展望もかなり開けてくるが、笹はまだ茶色で登山道に
はまったく雪はないが、日陰にわずかに雪も残っている。

何度かアップダウンを繰り返し、最後に急な登りでやっと蛭ヶ岳に到着。結構しんどかった・・・。
 
      蛭ヶ岳への最後の登り(鬼ヶ岩より)                蛭ヶ岳山頂

  
         蛭ヶ岳山荘              繋がれてた山荘の犬        放し飼いのもう一匹のおねだり犬  

蛭ヶ岳山頂は展望も良く、ゆっくりくつろぐ。眺望はかなり広がり天気も良く暖かで、ビールでも
飲んで昼寝したい気分。。しかし、残念ながら飲むと帰れなくなっちゃうので、カップラーメン&
コーヒーで我慢。山荘の犬にエサをやりながらノンビリする。

そして、下山。やはり日程がハード過ぎたか・・・体力はかなり消耗。丹沢山の登り返しではもう
フーフー。あとで、よくよく地図を見て計算してみると、累積標高差は1700m近くなることが判明
どうりでキツイわけだよ・・・。1700mって言えばアルプスの1日コース。しかも下りもあるわけで
かなりタフな1日になりそう・・・。下りで膝が笑わなければいいけど。。

そして、丹沢山の山頂に戻って一休み。最後の1000mの標高差の下りに備える。
黙々と来た道を下り、膝が笑い始めて、腿もパンパンになる頃ようやく舗装された林道に出て、
あとは緩い下りを惰性に任せて歩いて塩水橋に止めた車に到着。
はー、お疲れ様でした。。。
  
       丹沢山頂みやま荘           本谷川支流の流れ            塩水橋ゲート   

帰り道は温泉に行こうとも思ったが適当な所がなく、真っ直ぐ帰ることに・・・
東名の事故渋滞にはまり遅い帰宅になってしまった。
     

あとがき
しかし、丹沢のコースタイムはどうなっちゃってんの??コースタイムで歩くにはかなりの健脚な
人でないと無理。事前にある程度厳しいことは分っていたものの想像以上だった。
しかも累積標高差をもっと把握しておかないと・・・。とてもハードな一日でした。
健脚な人にはいいけど、それ以外の人にはあまりお薦め出来ないかな・・。

それにしても空いていて静かな山行で良かった。出会った人は皆さん健脚で足の速い人ばかり
で、普段あまり抜かれないメンバー構成にもかかわらず、バシバシ追い抜かれていった。
単独行のオジサンでスゴイ人が多かった。