山 行 記 録 No.72
湯ノ丸山(2101m) |
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【日程】 2005年 2月 5日(土) | 【メ ンバー】 リーダー単独 |
日帰り 自宅 →(車)湯ノ丸スキー場 駐車場 →(リフト)第1リフト上 → 湯ノ丸山
山頂 → 第1リフト上 雪のち曇り 5:15 8:35/9:10 9:14/9:25 10:30/10:47 11:08 時々晴れ → スキー場駐車場 → (車)自宅 11:10/11:30 15:25 |
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自己評価 眺望★★☆ /達成感★★☆ /危険度★★ /疲労度★★ / 総合評価★★☆ |
湯ノ丸山 登り始め | 湯ノ丸山 中腹 |
はじめに
今年の山スキーは道具を早めに揃えたが、忙しさやシーズン初めの雪不足で初滑りが遅れていたが
やっと出掛けられることになった。
行き先はいくつか候補があったが、この日は冬型の気圧配置が強まる日で豪雪地帯に行けば吹雪の
中のラッセルを覚悟しなければならない。気象条件を考慮してあまり雪の多くない太平洋側に気象
要素の強い根子岳か湯ノ丸あたりか、もっと楽でクロカンやスノーシューで行くような北八ッや入
笠山などまで候補に挙げ、当日朝の気象状況で判断することにした。ホントは乗鞍岳かかぐら峰に
したかったがちょっと風やら雪やら厳しそうだ・・。
湯ノ丸のスキー場は来た事も通ったこともないが、鹿沢の近くで標高が高く天気は比較的いいとい
うイメージがある・・・あとレンゲツツジが有名な所かな。。
山行記
日帰り
当日朝の天気でも決めきらず、とりあえず根子岳目指して車を走らせ佐久のあたりで山の様子を伺
い、天気良ければ根子岳、少し悪ければ湯ノ丸ということで出発。関越は既にかなりの車の台数が
走っている。
上信越道の八風山トンネルを抜けると雲が多くなり所々新雪や霧氷に覆われている近くの山々。
これは天気悪いの覚悟。湯ノ丸に直接向かおうとしたが、やはり根子岳に向かう。しかし、高速を
降りR145を走っていると雪が降り出し視界も悪くなる。ここでようやく湯ノ丸に決定!。少し距離
はロスしたが鳥居峠を越え鹿沢の方から湯ノ丸を目指す。途中の雪はいつもの年より少し多い感じ
がした。
湯ノ丸スキー場 | 第1リフト(横ではポールの練習) |
湯ノ丸スキー場に到着したが雪で風もそこそこあり視界もイマイチ。。すぐに出発せず少し様子を
見ていたが、たまに雲が切れて雪が止んだり薄日が差したりするので準備していざ出発!
第1リフトの切符売り場で登山届け(ノートに書くだけ)を出し、リフトに乗る。横では大回転のセ
ットでポールの練習をしており、この天気ではこっちのほうがいいなとか考えてるうちに降り場へ
最初は少しだけ下っているので、ここを降りた所でシールを貼り歩き出す。寒くてシールを貼る手
があっという間に痛くなる・・・。
この看板からスタート | 針葉樹の間を行く |
少し歩き出すと天気が少しずつ良くなって、湯ノ丸山の山頂方面が少し顔を覗かせる。
これで道も間違いなく進める♪
見えてきた湯ノ丸山 | 鐘は埋もれている |
トレースはあるが雪は多く、外すと膝下まで、板を脱ぐと腰近くまで埋まる。雪質は表面は軽いが
少し下は積もってからやや時間が経過した雪。パフパフとまではいかないが、パウダーも味わえそ
うだ♪
向かって右側はずっと鉄条網の柵が・・霧氷はいい感じ | やや急な登りのトレース |
シール登行して行くが、先行者がすぐ見えてきてどうやらスノーシューの2人組。トレースがボコ
ボコして登りずらいので早めに抜いてやろうとペースを上げるが汗が出てくる。(あまり汗かくと
すぐ冷えるのであまり汗はかきたくない・・)
斜面は序々に急になりジグ切りながら登って行く。一度キックターンしようとして転んだら雪が深
く、起きるのに苦労した。その間にフリートレックの単独の人に抜かれる。スノーシューのトレー
スはその後もあり、今度はかなりバテ気味の人を右から追い抜きいよいよ頂上に近づく。最後は右
側のクラスト気味の雪方が登り易くなったので、トレースは追わずに何人か抜いて山頂へ。
湯ノ丸山 山頂 | 東側正面は湯ノ丸スキー場 |
山頂は風が強く気温も低くて寒い、着いた時は一人しかいなかったが少しづつ人が多くなり10数分
後には10人強になる。お手軽な山のためかスノーシューとテレの人が多かった。
時々雲が切れて晴れ間も覗くが展望はあまり利かない。デジカメを取り出し素手で撮影し始めたら
あっという間に手がシビレ動かなくなる。手袋をしたままカメラやシールを扱えるようにしておか
ないと厳冬期の山では行動出来ないなと実感・・
さて山頂はあまりに寒いので早々に退散・・・お楽しみの滑り♪
シールを剥がすのが強風のため苦労する。また手がシビれてくる。。
自分のシュプール@ | シュプールA |
ザックに剥がしたシールを押し込んで早速滑り出す。斜面はやや左手の樹林のないパウダー斜面を
滑ることにする。まだ人の入りが少ないのでノートラック♪
雪が重いかと感じて最初のターンをやや回し過ぎたが、想像よりかなり軽く快適なパウダーだ♪♪
少し滑っては止まり写真を撮りながらまた滑る。雪質は山頂直下がやや硬い部分が混在していたが
ほぼ一定していて滑り易かった。
が・・・やはりあっという間に降りてしまった・・。
樹林帯を滑ることも出来る | 滑った斜面を振り返る |
あまりのあっけなさにちょっと不満だったが、まずまず満足でした♪。
標高差250m程度じゃしょうがないっすねー。。
帰りは軽井沢でそばを食べて帰った。キーンと冷たくて旨かった♪
おまけ
地味な存在だがお手軽にバックカントリーを楽しむにはいい山。BC初心者にはもってこいでは。。
但し、斜度がそこそこあるので雪質やスキーの熟達度によっては滑りの快適度に差がつくかも
しれない。あとは寒い地域なので寒さ対策を・・この日は山頂気温マイナス10℃・風速は推定で15
〜20mに感じた・・。
今回はパウダーが楽しめて良かったでした(^^)でもほんとに短いけど。。
スカッと晴れた日にもう一度来て見たい・・・
おまけのおまけ
登りで先行していて途中で追い抜いたスノーシューの2人というのは後で分ったのですが、やはり
HP開設している「こちら原村」のよっちゃんとマーガレットさんでした。山の世界は狭いもんです
ねー。。山行記録はこちらですので是非御覧下さい。。
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