山 行 記 録 No.32                         

男体山(2484m)

【日程】 2003年 5月 24日(土)
  【メ ンバー】  リーダー ・ 山どんさん  2名
晴れのち   自宅 →(車) 志津乗越 →  志津小屋 → 五合目→  崩落尾根 → 男体山頂上 →
時々曇り
     4:00        6:40/6:50     7:00/7:00   7:50/7:55             9:00/9:45   
         崩落尾根 →   五合目  →   志津小屋  → 志津乗越  (車) 自宅

          10:15/10:15   10:30/10:30      11:10/11:15        11:20/11:40        14:10     
自己評価  眺望★★★ /達成感★★  /危険度★  /疲労度★★ /総合評価★   
        
    

                  
                       男体山(戦場ヶ原より)
はじめに
男体山は実家から遠くに良く見ることが出来、又、出張時によく乗る東北新幹線の小山手前から
宇都宮の先まで非常に綺麗に見える。特に冬晴れの日の雪の被った姿が好きだ。
GWのあと天気が悪い週末が続き、また私用や仕事も忙しく、この日も別なメンバーと八ッに行く
予定をしていたが、仕事が入り一旦キャンセルしたが急に仕事がなくなり急遽お誘いをしていた
だいた「山どんの資料室」管理人の山どんさんと登ることにした。
この山に登るには中禅寺湖畔の二荒山神社からと裏側の志津乗越からと2通りあるが、やはり
車で標高の稼げる楽な志津乗越から登ることにした。
    

日帰り
山どんさんにリーダーの自宅まで来ていただき、いざ出発。東北道、日光宇都宮道路を使いあっと
いう間に日光、戦場ヶ原を通り過ぎ、光徳牧場から林道へ入り志津乗越に思ったより早く着いた。
土曜日の日光は朝早いのにもかかわらず釣り人やカメラを担いだ人等‥人出も多い。志津林道は
狭いが走り易く、未舗装だった志津乗越近くの最後の数百mも綺麗に舗装されて全面舗装路とな
っていた。
志津乗越の駐車スペースは多くはないが脇に入った道を入れれば10台以上は置けそうだ。準備
して早速登り始める。が、いきなり道を間違え志津小屋に入る道を真っ直ぐ行ってしまい5分程ロス
してしまった。
志津小屋は避難小屋としてはかなり綺麗で充分使えるが、水場はただの小さなため池のようなも
ので、沸かさないと飲めないようだ。

登山道の出だしはやや緩やかな道だが、次第に急登になっていく。同行した山どんさんには前を歩
かせていただき、自分のペースで、やや速いかなという感じで登っていく。下の方は雪が融けたば
かりだが、次第に所々雪が残ってる場所が多くなり、かなり歩きづらい。しかも踏み跡が多く、ルート
を選びながら行くが、登りづらい方に行ったり、完全に間違えて何十メートルかはずれてしまった所
もあった。ちょうどGWに行った大峰山とその前の週の雲取山の道の悪い所をあわせたような道で、
木の根や踏み抜きそうな残雪、泥んこ道や石も多く、結構荒れている。
      
       志津小屋              崩落地            残雪の登山道

登山道には1合目毎に標識があるが小さくて見落としやすい。5合目のほんの少し先には丸太を
横にしてある座って休憩出来る所があり、ここでしばし休憩。時計を見るとここまで50分。自分では
少し飛ばしたつもりだが、そんなに速いとは感じなかった。

ややペースを落として歩き出す。ここからも踏み跡多数でルートを選びながら登る。男体山は崩落
してる箇所が多く、上の写真のような大きな崩落が進んでいる場所もあった。火山だけあって火山
礫や赤茶色の地層など土の色も様々だ。上に行くにつれ残雪も多くなり、踏み跡を慎重にたどらな
いと雪を踏み抜いてしまうような軟らかさだ。


山頂(白根をバックに)
9合目からは稜線の快適な道に変わり、右手の眼下に火口跡、右手に奥
白根山、背後に女峰山や大真名子山を真近に眺めながら登るとやがて頂
上の避難小屋や祠が見えてくる。 頂上には大きな剣があり、三角点があ
り雲が多いながらも眺望はいい。見える山は昨年登った奥白根山の頂上
からと同じ山が多い。
中禅寺湖がホントに真下に見え、その先と東側の方は雲海になっていた。

山頂標と三角点

山頂の剣

中禅寺湖と皇海山

かなり速く登ってしまったため、しばらくゆっくりしたあと来た道を下山。すれ違う人も多くなる。登りで
は山頂に近い場所は少し凍っている所もあったが気温が上がりかなりぬかるんできており、登りでは
さほど気にならなかったが下りではぬかるみがひどくなっており、道を選ぶのに苦労しながら降りるが
滑るは泥んこになるはでタイムもロスした感じだ。

あっという間に下山し、空いてる道を帰り、家には14時過ぎには着いてしまった。ホント早かった・・・。
今回は車での送り迎え付きで大変楽チンでした。