山 行 記 録 No.3
                               

西穂稜線

2000年 6月 2日(金)〜 4日(日)
メンバー : リーダー・奥様  2名
1日目  自宅 → 平湯温泉(岡田旅館) 
 晴れ
   20:30      1:00       
2日目  平湯 → 新穂高ロープウェイ駅 → ロープウェイ頂上→ 西穂山荘 → 丸山 →
 晴れ 
  8:00         8:30/8:40                9:10/9:20         11:20/12:00  12:40/12:50 
      → 西穂山荘 →ロープウェイ頂上→ 新穂高温泉 → 平湯温泉(岡田旅館)
           13:10/13:45   15:15/15:45         16:10/16:20        16:50
3日目     平湯 → 上高地 → 明神 → 徳沢 → 明神 → 上高地 → 自宅
 曇り後雨
         
自己評価 : 眺望★★★/危険度★★/疲労度★★/達成感★★★/満足度★★★   


               
                 
 西穂稜線と独標
    
はじめに
毎年5月の最終週か6月の1週目は毎年必ず上高地の散策&温泉旅行に行っていた。
山歩きから、山登りに移行し出来たら高い山の稜線を是非歩いてみたいと思っていた。
以前、西穂高ロープウェイで登った時、西穂高岳へつづく稜線が結構近くに見え、しかも
西穂山荘はさほど高くもなく遠くもなく視界に入ったのでこれは結構簡単にアルプスの
稜線に立てそうだと思い、軽い気持ちで今回の山行を計画した。

1日目
自宅より深夜平湯温泉まで行き翌日に備える。

   

2日目
新穂高ロープウェイに朝一番に乗れるよう早めに行ったつもりだが、朝は団体さんの
ツアーで結構混む。しかし今年からロープウェイは2階建てになりキャパアップでさほど
並ばずに乗れた。

事前に西穂山荘に聞いた情報だと、ことしは3月の大雪のため残雪豊富で山頂駅から
山荘までの登山道はすべて残雪有りとのこと。そこでアイゼンを買って用意して、今回
初めて着けて登ることになる。これで白馬大雪渓歩きの練習にもなると軽ーるい気持ち
で望んだが・・・。

歩きだしは結構平坦に近い道で、雪があってもアイゼンなしで行ける。しかししばらく
行くと次第に傾斜がキツクなりアイゼンをつけたほうがよさそうな感じで付け出す。
そこに途中で抜いたオバサン4人連れが追いついて来てやはりアイゼンを付け出す。
しかしなんとこちらは初めてのアイゼンをすぐ着けたが、オバサンたちはつけるのに
戸惑っているようで、あげくのはてに、「スミマセーン!アイゼンってどうやってつけるん
ですかー?おしえてくださーい!」と聞いてきた。えー、着け方もわからない奴は来る
なよと思ったが、「スミマセン自分のと違うんでよく分りません」と言って先に歩き出す。
我々ですら一回着ける練習くらいしてから来たのに・・・。よくやるよーと思った。
(でも同じようなレベルか・・)

西穂山荘までの道は意外と急に感じ、次第に傾斜がキツクなりまだかなまだかなと
ずーと考えながら登る。ようやく最後右にトラバースすると山荘に着く。ど素人には
まあまあキツかった。しばし休憩したあと稜線を独標方面に歩き出す。下には大正池
や上高地帝国ホテルなどが見えなかなかの景色。憧れの稜線歩きが出来て満足!
しかし独標まで歩いて今日中に下山するのは時間的に無理なため途中丸山まで
行って引き返す。
          
      
残雪の西穂稜線歩き             稜線からの霞沢岳と上高地

西穂山荘に引き返し一休みして帰ろうとしていたとき、なんとさっきのアイゼン着け方
が分らなかったオバサングループが登って来た。かなり時間が経過していたのでとっくに
引き返したと思っていたので、よく来たなと見ていたら今日は西穂山荘に泊まり明日は
西穂独標まで行き、上高地に下りると言っていた。よくやるなー関西オバちゃん
だいじょうぶかねと思いながら見ていた。
下山は登りと違って結構楽に降りることができた。
   

3日目
上高地に行き、徳沢まで歩いて行ってみた。徳沢に行く途中ニリンソウのが綺麗に咲いて
いた。  写真はこちら
帰り道は突然雷が鳴って結構激しい雨となった。そういえば昨日の関西オバちゃん、遭難
しなければいいなと、雷雨を見ながらふと心配になった。