山 行 記 録 No.81  

礼文岳(490m)

【日程】 2005年 6月  3日(金)   【メ ンバー】  リーダー ・SHINちゃん  2名
天気     (礼文島) 香深 →(バイク) 内路登山口 →  起登臼コース分岐  →   礼文岳 山頂 → 
晴れ            1:15             1:32/1:35       2:13/2:14           3:03/3:36        
           起登臼分岐  → 内路登山口  →(バイク) 香深       旅行の記録はこちら 
            4:18/4:20        4:53/4:56           5:15
自己評価   眺望★★★ /達成感★★☆ /危険度★  /疲労度★★ / 総合評価★★★
     
    
礼文岳 礼文岳 山頂標

はじめに
礼文岳は一昨年(2003年)に利尻岳に登り、礼文も観光で訪れた時に登りたかったが時間が無く、花
見ハイキングだけで終わってしまったのでまたの機会と思っていた。
利尻や礼文はもうそうそう訪れる機会はないだろうと思っていたら、社員旅行がなんと利尻・礼文
に・・・。これはなんとか時間を作って山でもと思っていたが自由時間なんて全く無いスケジュー
ル・・。
ではなんとか夜抜け出して御来光登山でもするかと、直前で計画をした。
しかし、利尻岳に登るにはハード過ぎるので、やはり礼文岳が手頃。(コースタイム往復4時間弱)
景色の素晴らしい山との評判なのでなんとか登りたいが、夜中では宿泊地の香深から登山口の内路
までの「足」が無い・・。
そこで、宿でレンタサイクルでもと思ったが夜はお断りとか言っているので、礼文に着いた日の夕
方にフェリーターミナル前のレンタサイクル&バイク屋さんで交渉。バイクを安く貸してくれると
のことなので自転車より楽だし時間を稼げるのでバイクを借りて準備は万全。
勿論ヘッドライト等の他の装備も簡単だが事前に準備だけはしておいた。。 
で、さすがに一人で暗闇の中を歩くのもなんとなく嫌なので、部下で千葉の低山歩き得意で健脚の
SHINちゃんを誘って行くことにした。(←この人も物好きの一員・・笑)


山行記
さて、暗い時間の山登りとなると昨年夏の奥黒部ヒュッテを明け方に出発した時以来。礼文島は利尻
と同様、熊やヘビ等の危険動物がいないので安心。
宿泊している香深の宿から礼文岳登山口の内路までは12q位なのでバイクなら20分弱。で、時間を逆
算して1時過ぎに出発。前夜は宴会やら麻雀やらの色々な誘惑を断って狸寝入りして早めに就寝した
ものの2時間位しか寝れなかった。
バイクは寒いのでカッパの上下を着て更に下にフリースを着込む。さすがに離島の夜中は閑散として
おり、人にも車にも全く出会わずに内路の登山口に到着。

礼文岳 登山口@ (下山後撮影) 礼文岳 登山口&レンタバイク (下山後撮影)

早速準備して綺麗な星空の中出発。空には北斗七星が良く見えている。
スチールの階段を登ってから笹の中の道を登る。最初はまずまずの急登であっという間に海岸線が
下になり良く見え、夜景も明かりはポツポツだが見える。徐々に傾斜が緩むと樹林帯のダラダラ登
りに変わる。
なかなか高度が上がっていかない平坦に近い道がしばらく続くと起登臼からの道との合流点。
しかし起登臼からの道は廃道になっているらしい。ここまでは先を歩くSHINちゃんのハイペースに
引っ張られてかなり早く着いた・・。(初めて一緒に登ったが若さゆえ健脚な奴だ・・)

このままハイペースでダラダラ道を登って行くとあっと言う間に標高400m位のニセピークに出る。
ここはかなり見晴らしが良さそう。(まだ薄暗い)一旦少し下ると礼文岳への最後の登り。このあ
たりまでもかなりペースが速かったので少し景色を眺めながら休み休みで時間を調整して行くこと
に・・。あまり速いと山頂で御来光を待つ間に冷えそうな気がした。が、この日は無風に近く気温
もあまり下がっていない(7℃位)ので暖かく感じる。いつも風の強い島なのに・・。

山頂標 山頂よりスコトン岬方面

10分位ダラダラ休んだもののすぐに山頂に着いてしまった。3時を過ぎるとやはり少し明るくなっ
てくる。日の出は3時45分位なので、しばらく待つ事に。

山頂より登ってきた道を振り返る 山頂より南側の景色

景色は礼文島全体が見渡せる。特に西側や北側のスコトン岬のあたりの地形は地図の通りに良く見
えた。少し明るくなってからは利尻もぼんやり見られるようになったが写真に写らない位の感じで
ちょっとガッカリだが見られただけでも良かった。。
東側の空は水平線近くに雲があり太陽を見ることは出来なさそうか・・・。
3時30分過ぎに御来光を拝むことはあきらめ下山する事に。
下りは時間もあるのでゆっくり目に下る。。

所々雪が残る 起登臼からの登山道分岐(廃道で立入禁止)

登りが真っ暗な中だっただけに下りは景色をゆっくり見られる。意外に広葉樹が多く新緑が眩しい
が、紅葉の時期も楽しめそうだ。

新緑が鮮やか 海岸線付近まで降りると朝陽が

海岸に近い標高の低い所はほとんどがチシマザサの中の登山道。タケノコもいっぱい採れそうだが
勝手に採ってはいけないらしい・・。所々にオオバナノエンレイソウなどの春の花も咲いていた。

無事下山した後はまたバイクを飛ばして宿にもどって朝風呂に・・・。会社の人も風呂にいたが何
食わぬ顔して明るく「おはよう」とか言って汗を流した・・・。
朝食が旨かったのは言うまでも無い・・♪

 

おまけ
せっかくの利尻・礼文だったが一度来ていたので行った事の無い場所に行ってみたかったので満足♪
前回と同じ6月だが1ヶ月近く違うので咲いている花も違うように季節が微妙に違う・・。
違う季節にまた訪れるのもいいもんだ。

旅行の記録(写真のみですが)はこちらにUPしてます。