山 行 記 録 No.83
高妻山(2353m) |
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【日程】 2005年 6月 25日(土) | 【メ ンバー】 リーダー ・TAKUさん 2名 |
天気 自宅 →(車)戸隠牧場 → 氷清水 → 一不動避難小屋 → 五地蔵岳 → 六弥勒 晴れ 3:20 6:15/6:50 7:55/8:10 8:25 9:15 9:20/9:30 → 七観音 → 九勢至 → 高妻山 山頂 → 五地蔵岳→ 一不動避難小屋 → 氷清水 9:35 10:10 11:10/11:40 13:05/13:15 14:00/14:05 14:18/14:35 → 戸隠牧場 → (車)自宅 15:40/16:20 19:50 |
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自己評価 眺望★★★ /達成感★★★☆ /危険度★★ /疲労度★★★★ / 総合評価★★☆ |
高妻山 (一不動付近より) | 高妻山(三文殊付近より) |
はじめに
高妻山はの名前は百名山の山の名前を見るまではよく知らなかったが、戸隠といえばそばやスキー
で有名なので良く知っていた。高妻っていう名よりは戸隠のなんとか山というほうが覚えも良さそ
うだけど・・。
ここは日帰りで登る山のようで、なんとなく足が向かなかったのは遠いのとちょっと簡単では無さ
そうなイメージがあったから。
このところ山スキーで同行しているTAKUちゃんは百名山もやっていて、まだ2人とも登ってない所
で日帰りでサクッと行けそうな山ということで今回行く事にした。(実は2週前に行く予定だった
が雨で延期してこの日になった)
山行記
天気予報ではこの日あたりから梅雨にもかかわらず晴れの日が多くなり最高気温も軒並み30℃を越
すとのこと。出来れば日の出と同時に登りたいとこだが、寝る時間が無くなるのでこの時間が限界
か・・。
戸隠方面への上信越道の長野ICからの道は標識が不親切。なるべく広い道で行かせようとする。。
バードラインを通って最短ルートで行くには地図を片手に行かねばならない。早朝の道は空いてい
て、あっという間に戸隠牧場の駐車場着いてしまった。天気のいい日の百名山はさすがに登る人が
多いのか、既に30台位停まっており、例によってナンバーはいろいろな地域から・・。
戸隠牧場入口 | 戸隠牧場 |
準備にやや手間取ったり忘れ物したりで出発は7時近くに。。早くも暑さバテが心配。
最初は牧場の中の道をゆったり歩き、その後は沢筋の道を何度も横切りながら登って行く。雰囲気
的には常念の一ノ沢や、皇海山の登りとちょっと似ているか・・。
勾配がやや急になってナメ滝のクサリ場があり、その後岩場のトラバースのクサリ場がある。
ナメ滝のクサリ場 | 帯岩のクサリ場 |
2度のクサリ場を過ぎて少し登った場所が水場の「氷清水」。水は冷たくて旨いが、毎分500cc位
しか水が流れないので水を汲むのに時間がかかる。ここまで少しペースが速かったせいか、かなり
汗をかいており、既に少しバテ気味だったのでここの冷たい水は嬉しかった♪
氷清水 | 一不動避難小屋 |
水場から一不動避難小屋の稜線まではすぐに着くのかと思っていたが思ったより長く、登りがやた
ら暑く感じる。風が弱いので余計に汗がしたたり落ちる・・。標高差がまだ100m以上あったようで
上を見ながら、まだかまだかと思っていると道標があって左手に小屋が現れた。避難小屋はあまり
汚くはなかったが、中で焚き火をしたのか焦げ臭い。あまりこの場所では寝たくない。。
稜線からは北アが見事(白馬三山方面) | 木の間から高妻山が姿を現す |
稜線を歩いて行くと木の間からこれから登る高妻山が前方左手に、左手やや後方には北アルプス
(後立山方面)の姿が見えてきた。白馬三山や大雪渓、雪倉や朝日はまだまだ雪がたっぷりだ。
いかにも涼しそうで、こっちに行ったほうが良かったかなと思った。
ここの稜線は一不動に始まり二釈迦、三文殊という名が付き各所に石像のようなものがあり信仰
の山ということが伺える。
五地蔵岳 | 登山道沿いに咲いていたシラネアオイ |
一不動避難小屋からは稜線歩き。アップダウンを繰り返し、少し急な登りを行くと五地蔵岳に着い
たが、周りが木々に囲まれ眺望がないので、少し先まで歩くと眺望のいい場所があり、そこからは
黒姫や妙高・火打等が眺められた。
イワカガミ | ツツジ(何ツツジでしょうか??) |
五地蔵岳からはまた暑い中アップダウンがある稜線を歩く。
道沿いには花が多く、シラネアオイがイワカガミが多く見られ、まだツツジも咲いていた♪
九勢至からはいよいよ最後の急登。暑さが増してくるのに加え、ムシが多くなってきて顔の周りを
ブンブン飛び回りうざったいたらありゃーしない・・払っても払っても飛び回るし、急登なのでス
ピードを上げる訳にもいかないし、止まって休むととんでもない状態になる・・・。
口の中に入ったり、鼻で息をしたら吸い込んじゃったり・・・ペッペ・・プハーッ・・。
せっかく周りにはネマガリタケもいっぱいで少し採ったものの、あまりにムシの多いのと暑さで全
く余裕が無くなったので黙々と登るしかない・・・。
焼山(左)と火打(右) | 九勢至からの高妻山 |
やっとの思いで急登が終わって山頂かと思った場所はまだ十阿弥陀で、山頂は大きな岩の中を更に
少し行った先にあった。
さすがに百名山。そこそこ多くの人が休憩して食事タイムとなっていた。
景色はまずまずで北アルプス方面は少しガスがかかり始めあまり見えなくなっていたが妙高や火打
に加え、焼山や金山、雨飾山等が良く見えた。まだ残雪も多く、緑と白がいい感じ♪
焼山はコニーデ型の火山でいい形をしており、山スキーで是非とも行きたくなった。
高妻山 山頂 | 山頂から雨飾山 |
山頂もかなり暑く食欲も湧かないのであまり長居せずに下山にかかる。
山頂直下の下りは石が多く浮石もかなり多いし滑り易い場所もあるので慎重にゆっくり降りる。
登山道全般に石が多く、下りでもあまり飛ばせないし、アップダウンがあるのでなんとなく下りと
はいえ疲れる。しかも途中の(七観音あたり?)で足が一瞬ツッってしまい急速にペースダウン。
天気予報では雷雨の予報もあり積乱雲も少しずつ出てきて、少し暗くやな感じになってきたので
早く下りたいが・・。更に少し頭は痛くなるは、膝の調子もイマイチでもう一段ペースダウン。
しかし、幸い?雨は降らず、暑さだけが残ってバテバテで稜線を歩き、氷清水の水場に辿り着いて
冷たい水を飲んで少し元気を取り戻し、次第に傾斜が緩くなったあたりでようやく普通のスピード
で歩けるようになった。
戸隠牧場 | 最後はこれで・・・ |
戸隠牧場まで降りると家族連れやら学生の団体やらでのどかな雰囲気。
ホッとしながらゆっくり歩いて牧場入口の車に戻り、入口横の綺麗な方の食堂で戸隠蕎麦を食べて
から帰路についた。
おまけ
高妻山はアップダウンもそこそこあるので累積標高差はかなりある。しかも浮石が多くてなんとなく
歩きずらいタイプの山・・・。侮れません。(体力の無さを山のせいにしている自分です・・・)
冬の間しばらく山スキーばかりで長い下り道とかも歩いていないせいか筋肉痛になるわ膝に少しダメ
ージも残った。しかも、暑さにホントに弱いと改めて実感。。少し鍛えて出直しですかね・・・。