山 行 記 録 No.151  

トムラウシ山(2141m)

【日程】 2008年 6月  21(土)   【メ ンバー】 お気楽単独
1日目(6/19)   会社 →(電車)羽田空港 →(飛行機)新千歳空港 →(車)トムラウシ温泉 
天気:晴れ     11:10     12:30/13:30        15:10/15:50        19:00  
2日目(6/20)  終日観光 : 帯広・JR幾寅駅他
天気:曇り 

3日目(6/21)  短縮登山口 → 温泉コース合流 → カムイ天上分岐 → コマドリ沢分岐 → 前トム平 →
天気:曇り時々
 4:05/4:16        4:31          5:10          6:20        7:00 
霧か雨     トムラウシ分岐 → トムラウシ山頂 → コマドリ沢分岐 → カムイ天上分岐 → 短縮登山口
             8:00       8:19/8:34        10:20           11:17        11:59   
         →(車)トムラウシ温泉 →(車) 新千歳空港  →(飛行機) 羽田空港  →(バス)自宅
           12:15/13:30             17:00                           22:20

自己評価   眺望★★? /達成感★★★ /危険度★ /疲労度★★★/ 総合評価★★★?
     
    
トムラウシ山 山頂 前トム平手前?付近

はじめに
百名山も残すところあと僅か・・、北海道の百名山がまだ4山も残っている。
今回はそのうちの2山、トムラウシと羊蹄山を登るつもりで北海道遠征することに。。

トムラウシは大雪を縦走しながら通過点の山として行きたかったが、なかなか時間も取れないので
ピストンで最短コースで登ることにした。
とはいえコースタイムは長く、日帰りにはキツそう!
行くなら真夏よりも6月後半の天気の良さそうな日にでも・・と思っていた。
誰か一緒に行く人いないかなぁ〜〜と思っていたが、頼みのTAKEMARU君にもフラれ・・
結局、単独行になってしまった。


                     

山行記

さて、日程はあまり長くは取れないが、あまり余裕も無いのは良くないので会社を1日半休み木曜
午後の出発。羽田からの飛行機はストの影響か?少し遅れて千歳に到着、早速レンタカーでトムラウシ温泉の東大雪荘に晩飯の時間に迷惑掛けないギリギリの19時到着。予定通りだ。。

翌日の朝早い出発に備えるものの・・・天気予報が良くない。。
検討してみたが翌々日の方が予報が良さそうなので翌日は半分?あきらめることにして、万一早く起きて晴れていたら登ることにしよう・・としたが、天気は悪いままだった。
そして羊蹄山は完全に諦め、また次の機会にすることにした。

で、仕方なく翌日はドライブ&観光。帯広市内に行ったり、映画「鉄道屋」のロケ地の幌舞駅
(JR根室本線の幾寅駅)に行ったりで時間を潰す。


短縮登山口にも偵察に出掛けたりした。。

東大雪荘 JR根室線の幾寅駅・・は、幌舞駅!

さて、やっと3日目こそ何とか!と思ってると・・前日19時前の天気予報もかなり微妙・・。
少しでも晴れればいいや・・と思ったのを訂正。雨に降られなければいいやに・・。

で、やっと3日目にして気合入れて出発!
まずは車で短縮登山口へ、ダートだがわりと道はいい。
やっと明るくなった時間帯に鈴を鳴らしながら出発。

トムラウシ短縮登山口(前日撮影) 温泉コースからの合流点

登り道はダラダラであまり高度あ上げないが距離があるので飛ばし過ぎに注意してボチボチのペースで行く。
道は雨が降ったばかりということもあって、かなりヌカるんでいて噂通りぐちゃぐちゃだ・・。

途中旧道(廃道との分岐) 笹を刈り払ったグチャグチャ道

眠気がなかなか覚めずピッチが上がらない・・。
登り難い笹の道はまだかまだかと思いながらうんざりした頃少し休憩すると直ぐ先は下りに。
やっとこまどり沢に下りる場所まで来たらしい。

泥んこの道を下ると雪渓が出現。ここはまだカムイサンケナイ川。ここから少し雪渓を登る。
道が分り難いがテープを見落とさないように進み、右手に曲がりこまどり沢に入る。

カムイサンケナイ川の雪渓 こまどり沢

こまどり沢に入ると初めて先行者を発見。こまどり沢も完全に雪渓になっており、少し雪も
締まってはいるが登りはアイゼン無しでもなんとか行けそう。

雪渓には所々割れも入っていて下からは水の流れの音も聞こえて来るのでなるべく雪付きの
良さそうな所を選んで登る。

前トム平付近 トムラウシ公園付近

こまどり沢を詰めると大きく右手に曲がり岩ゴロの道となる。結構息が上がる。
この辺りで一瞬天気が良くなり見通しが効くようになる。

写真を少し撮ってるうちにまたまたガスの中に・・。

白いシャクナゲの花が咲き乱れる

もうガスで展望も無いのでスピードを上げて歩く!
途中雪渓の通過が2ヵ所あってガスが深く、踏み跡も少ないので進む方向が良く分からず、
扇状に進んでは戻り進んでは戻りで先の赤テープを見つけながら進んだ所もあった。

途中唯一花があったのは前トム平の先か?トムラウシ公園か?のシャクナゲ。

その先の岩ゴロの場所の通過してしばらく行くと標識の無い分岐が、その先にあっけなく縦
走路と山頂方面への分岐がある所に着いた。
最後の急登を息を上げながらせっせと登ると、山頂の標識が!

誰もいない山頂標で記念撮影♪ 山頂標アップで・・

アプローチが遠く日帰りの長い山行で来た山頂は達成感もあったが残念ながら展望は全く
期待外れ・・・・
ちょっとアンラッキーだったが、いつも天気にツイてるのでたまにはしゃーないか・・。

下りはやはり展望が無いのでとっとと下るが、登りでペースが早かったので足が痛くなり、
少しペースダウン。
それにしても人が少ない・・登りで全員抜いて、下りでもすれ違う人も10人いたかどうか・・

雪渓途中の大穴 下りは念のためアイゼンで・・

こまどり沢を過ぎたあたりからは雨がポツポツ降り出す。久し振りにの雨でカッパを着こみ
ただでさえ泥泥の道が更にドロドロに・・ヌカルミにハマってしまって靴は泥だらけに。。

最後は泥も気にせずとっとと下り、あっけなくお昼には登山口に到着。
コースタイムが長く東大雪荘でも、日の出と同時に出発するよう登山客に伝えていたが、ちょ
っとコースタイムが甘いような気がした。

短縮登山口 こんな色のレンタカーでした(笑)

東大雪荘まで戻って風呂に浸かって昼食を摂り、そのまま車で千歳へ。
次の日が日曜で羊蹄山に登る手もあったが、家路につくことに・・。

千歳では予定したフライトより2本早いのに乗ることが出来て予定より早めの帰宅となった。



あとがき

展望の期待が大きかっただけにガスガスになってしまったのは大変残念!
ただ北海道の景色・雰囲気をたくさん味わえたので満足感の高い山行だった♪

今度は大雪の縦走で通過してみたい。

これで百名山歩きもやっとあと片手(5山)になった・・。