山 行 記 録 No.42                         

焼岳(2455m)

【日程】 2003年 10月 11日 (土)〜12日(日)
  【メ ンバー】  リーダー ・ 奥様
 1日目  自宅 →(車)中の湯温泉旅館上登山口 →  中の湯からの合流地点 → 焼岳南峰コル →   
 薄曇     4:05               7:50/8:10                     9:40/9:50             10:40      
       焼岳北峰山頂 → 中の湯分岐  → 中の湯温泉旅館上登山口 → (車)乗鞍高原温泉

         10:50/11:00     11:50/12:10          13:15/13:25                 14:40

2日目   乗鞍高原温泉   →(車) 自宅
 曇り  
自己評価   眺望★★★ /達成感★★ /危険度★★ /疲労度★★ /総合評価★★★
     
    

    
           焼岳(左側が南峰)                   焼岳火口お釜

はじめに
安房峠からや、上高地に行くたびに何回も姿を見ていた焼岳。噴煙を上げている姿が印象的で
そのうち登ろうと思いながらも、どこかのついでに行けるという印象が強く、手軽に登れそうな山
か・・。今年の夏も白山に行った帰りにちょっと登ってみようかと思ったが、天気が悪くてやめた
し、去年の秋にも一度計画したが実現しなかった。
今回の3連休は紅葉を見に涸沢に行き、ついでに焼岳に登ることを計画した。

  

1日目
3連休なので朝早めに出発しようとしたが、予定より1時間遅れて出発。渋滞にははまらず順調
に車を走らせ、一番楽なルートの中の湯温泉旅館上の新中の湯登山口には8時前に着いたが、
既に旧R158の道路脇の駐車スペースや路肩にはビッシリ車が駐車しており、仕方なく2つ先の
カーブの広くなった場所に駐車した。(予想はしてたが人出はすごそう・・・)

今回は奥様と一緒なのでゆっくり登りだす。中高年の小グループや夫婦の人が多い。出だしは
樹林帯で最初はやや緩やかな登りだが、徐々に急になっていく。見頃を迎えた紅葉や時々樹林
の間から顔を出す穂高や明神を眺めながら、周りの人達と同じゆっくりペースで登って行く。

何回か小休止しながらやがて樹林が切れ展望が得られる広い場所に行くと10人位の人が休んで
いる場所があり、りんどう平と小さな看板があった。あれ、りんどう平は旧中の湯からの登山道に
あるはずなのに・・・同じような標高の場所だがおかしい。周囲の人も地図を見て変だとか間違っ
てるとか話していた。この場所を過ぎ少しだけ登った所が、旧中の湯からの合流点で、このあたり
は丁度、紅葉が見頃で、ナナカマドの赤と笹の緑のコントラストが綺麗だ。右手には穂高や霞沢岳
が、茶色や黄色に見えて迫ってくる。天気は高曇りだが、なかなかの眺望!

  
      ナナカマドの紅葉           見頃の紅葉した木々           紅葉のバックは穂高・明神     

焼岳の南峰の姿が良く見え出すと登山道を点々と登る人も良く見えてくる。もっと急登かと思ってい
たが、さほど急ではない。ただ少しザレていて滑りやすい道。

やがて、南峰直下の火口の淵の近くまで登って行くと、少し前まではまったくなかった風が急に強く
なり、帽子が飛ばされるどころか、体まで飛ばされそうな勢い。火口の淵からは眺望が広がり、眼下
に火口湖のお釜、先には笠ヶ岳が見え始め、噴煙の臭い北峰を回りこんで登ると穂高や槍、鷲羽や
水晶等々の北アや乗鞍、南アの山々、白山など最高の眺望が得られた。
登った甲斐があった〜〜。
  
    北峰山頂標と南峰            正面に水晶や鷲羽             槍と穂高

それにしても人が多く、しかも風が強くてゆっくりしてられないので残念ながら早々に退散。渋滞して
いる北峰直下の道を降りる。途中の岩場のところは触った岩が暖かいのには驚いた。しかも蒸気も
出ている。

下りは同じ道を引き返す。ザレたところは滑りやすいのであまり飛ばせない。強風の収まった中の湯
との分岐近くまで下り、昼食休憩。
その後は樹林帯をゆっくり下り、登山口まで戻る。その後、乗鞍温泉に泊まり温泉に浸かってノンビリ
過ごした。

2日目
この日は涸沢に行く予定だったが天気予報が急に悪くなったので中止。
真っ直ぐ家路についた。
   


おまけ
ついでにしか考えてない焼岳だったが眺望は最高で、ついでというのが失礼?だったようだ。。
紅葉も時期がよかったせいか想像以上に楽しめた。

しかし南峰の立ち入り禁止は何故?
ガスという話もあるが、北峰よりガスは無さそう・・。崩落の危険ということなのか・・?
ちょっと理解に苦しむ規制かなと思った。先月登った草津白根も全く同じ感想。
理由をハッキリしてもらいたい・・・。行政は説明責任を果たせ〜〜〜。