山 行 記 録 No.84-2  

荒島岳(1524m)

【日程】 2005年 7月 18日(月)   【メ ンバー】  リーダー単独
天気    前日 伊吹山より   スキーJAM勝山 →(車) 勝原スキー場登山口 → リフト上  → シャクナゲ平 
快晴                      3:20             3:55/4:30         5:05      6:15/6:20   
   
    → 荒島岳 山頂  → シャクナゲ平  →  リフト上  → 勝原スキー場登山口 → 自宅
           7:15/7:30      8:05/8:10        9:10         9:35/9:40        21:30
自己評価   眺望★★★ /達成感★★★ /危険度★  /疲労度★★★ / 総合評価★★
     
    
荒島岳 (大野市郊外より) 小荒島岳

はじめに
荒島岳という名前は百名山のリストを見て初めて知った山。福井県の山の名前はほとんど知らない
ので、こんな山もあるのか・・という感じ。写真で見るとなかなかいい形をした山。
白山に登った時に見えたが標高も低く暑そうなので夏には行かないと思っていたが何故か来てしま
ったようだ(笑)。


山行記

前日に登った伊吹山から移動して、宿泊したスキーJAM勝山にある東急ハーヴェストクラブは快適
でゆったり過ごすにはいい所。1泊しかしないのはもったいないが休みも限りがあるのでしょうが
ないか・・。荒島岳にはエヌは登らないので朝少しゆったり待っていられる近くの宿で探して、チ
ェックアウトも11時だしちょうど良かった。

朝は3時に起きて出発、薄明るくなる頃に出発して11時のチェックアウト迄にホテルに戻りシャワー
でも浴びようという考え。

暑い時期なので暑さに弱い自分にとって朝早く出るのは鉄則だ。しかし、ひとつ大きな難点がある
のは特に単独行なのでクマが心配。大野市は良く熊出没のニュースがあり、去年の秋は市街地まで
出て、怪我人まで出たようなので同じ市内の荒島岳にも・・・と想像・・大変心配。。登山道に出
没したという話は地元の人間ではないので、あるかないかは知らないが出てもなんら不思議ではな
い。。(怖・・恐)
なので最初は誰も登らない暗いうちに出発しようという予定を見直し、登山口で誰か最初に登る人
がいたらなるべく近くを歩いて行こうと作戦変更した。
綺麗な星空の中車を飛ばし、登山口駐車場に4時前に着いたが予想と違って車は1台しか停まってい
ない(しかもこの車は登山目的でなく別なことをしていたようで途中で出ていった・・笑)。しか
も風が強く熊避け鈴の音も消されてしまいそうで、余計出発しようという意欲が失せてきた・・誰
か早く来ないかな・・とウトウトしてたら、いきなりバスが到着。団体さんがドヤドヤ降りてきた。
こりゃーまずい。慌てて準備しているうちにもう1台バスが来て、こちらのバスの団体さんは準備が
完了しているのかバスを降りたらすぐに登り出していった。。

勝原スキー場の登山口(帰りに撮影) 朝焼けの中を登る

すかさずこちらも出発。団体さんのすぐ前を歩き出す。そこそこ速いペースで行くが団体さんの一
行も足が速く、あまり差がつけられない。??ちょっと団体さん、あまり速く歩くと後でバテるよ
・・と思いながら自分も心配になってくる。
最初に短い方のリフト沿いに登りその後右側の長い方のリフト沿いに登って行く。そこそこ急でペ
ースも速かったので汗が噴出すが風があったので体感温度を下げてくれて大助かり。
樹林帯に入ると風は少し遮られるが涼しい。登山道は良く整備されているが、所々滑りやすい箇所
があり下りが心配。さほど急な登りは無くまずまずのペースで熊避け鈴を鳴らしながら登って行く。
最初の1時間はかなりのハイペースになってしまい汗も更に噴出してくる。心配していた天気は快晴
で嬉しいやら暑さや日差しが気になるやら・・。

ブナの樹林帯を登る シャクナゲ平

樹林帯の中を更にまずまずのペースで登るとやがて小荒島方面から合流点のシャクナゲ平に着く。
一息入れたあと荒島岳山頂を目指す。一旦下った後はかなり急登。ロープのかけてある所もあり、
バテ気味の自分にはかなりキツイ。しかし展望も開けてきて、後ろには小荒島岳や大野の市街地、
左手には白山が見え始め、山頂もあとわずか。それにしても日差しが強い。
最後にひと頑張りでようやく山頂へ。この日の一番乗りとなった♪。広い山頂は360度のパノラマが
広がるが・・・知ってる山があまりないので、どれがどの山か?良く分らない。。途中、がまった
くと言っていい位無かった花も山頂には少し咲いていて癒される。

山頂の標識 山頂付近から白山方面

あまりゆっくりもせず、すぐに下山にとりかかる。
団体さんやグループに次々とすれ違いながら降りる。早い時間帯だと決まって「早いねー」とか
「何時から登り始めたの?」とかの声を掛けられ続けながら一気に降りる。登山道は整備されて
いるので下り易い。

スキー場リフト上 スキー場の道を下る

それにしても暑い・・。遅い時間から登ってくる人が信じられない・・。こんな暑い中登ったら熱
中症になるんじゃないかと思う中、結構な人の数が登って来る。
最後は下りでかなり足にきていたがスキー場のスロープはウッドチップが撒いてあり、丁度いいク
ッションで膝にやさしく助かった^^

下山後は泊っていた宿に戻りシャワーを浴びてからチェックアウトしてなが〜い道程の家路に・・
途中親不知や白馬に立ち寄って帰った。

 

おまけ
荒島岳はそこそこ標高差もあるので「なめたらいかん」とどこかのガイドブックに書いてあったが
その通りかも・・。ただ道は整備されていて歩き易い。
残念なのは花がまったく無い事・・。この時期の山にしてはホントに花の楽しみは皆無と言ってい
いでしょう。 眺望はまずまずなので天気のいい日に登るか、秋の紅葉や積雪期に登るのもいいかも
しれない・・・。