山 行 記 録 No.92-1
大雪山 旭岳(2290m) |
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【日程】 2005年 10月 9日(日) | 【メ ンバー】 リーダー・エヌ(姿見の池まで) 2名 |
天気 白金温泉 →(車)旭岳ロープウェイ山麓駅 → ロープウェイ姿見駅
→ 姿見の池 → 晴れ 6:35 7:35/8:00 8:09/8:15 8:35/8:50 旭岳 山頂 → 姿見の池 → ロープウェイ姿見駅 → 山麓駅 → (車) 白金温泉 10:04/10:17 11:02/11:19 12:04/12:35 12:45 旅行全体の記録はこちら 、翌日の十勝岳の山行記録はこちらです |
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自己評価 眺望★★★★ /達成感★★☆ /危険度★★☆ /疲労度★★ / 総合評価★★★★ |
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ロープウェイ姿見駅付近からの旭岳 | 雪の旭岳山頂 |
はじめに
10月の3連休は安い航空券が取れたら北海道にと考えていて、マイルの貯まっていたJALのマイレ
ージを使って同行者も安くなる「おともdeマイル」がなんとか取れたため北海道に・・エヌの希
望の大雪に行くことにした。
で、せっかくなのでというか、勿論というか旭岳と十勝岳をセットで登ることに。。
旭岳は大昔、ロープウェイに乗ってスキーをした事があるが、11月の初滑りの時期で雪やガスで視
界不良で山の記憶は全くない・・。
山行記
前日から宿泊した白金温泉から車を飛ばす。地図では近いが山麓をぐるっと廻るので距離があ
る。9月までは朝6時から運行していた旭岳のロープウェイも10月の連休は朝8時からになってし
まう。
車を運転中や朝7時半過ぎに着いた時は、まだ旭岳の方向は雲が多くかなり天気が悪かったが準
備している間に晴れてきた♪
ロープウェイの駐車場は\500だが、すぐ手前右側の駐車場はタダなので皆そちらに停めている。
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ロープウェイ山麓駅から雲の取れかかった旭岳 | 山麓駅付近の紅葉 |
始発のロープウェイにギリギリで乗ることが出来、姿見駅へ。山麓〜途中は紅葉が素晴らしかっ
たが上の方はかなり散ってきていた。
姿見駅に着いて外に出たら正面に旭岳の大きな姿が目に飛び込んだ。上の方は雪が被っている。
姿見の池までは写真を撮りながらゆっくり歩き、休憩。
同行のエヌは登らないと言うのでここからは一人で山頂へ向かう。(敵前逃亡された・・)
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姿見の池と旭岳 | 登山道脇の草も凍る |
晴れて気持ちのいい天気だが、空気は冷たく寒い。所々凍っていた道も次第に雪が多くなってく
る。
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標識はエビのシッポが出来る | 北海道らしい雄大な景色と紅葉 |
風が結構あったが標高を上げるにつれ次第に強くなってきた。北西の風なので左手背後から容赦な
く吹き付けてくる。
しかし、だんだん眺望も良くなってくる♪ 雄大な北海道の景色は最高だ・・♪
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次第に真っ白に・・ | ニセ金庫岩 |
登山道は積雪というより雨で凍った上に雪が少し積もった状態でエビのシッポだらけ。
中途半端な積雪なのでかえって滑り易い。。
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金庫岩 | 広い山頂 |
なんとかアイゼン無しでニセ金庫岩の横まで行くが、念のためここで軽アイゼンを付ける。
下りも心配なもんで・・。
先行していた人は7〜8人いたが4人追い越したのでほとんど踏み跡もないので少し緊張する。
風は相変わらずビュンビュンで体感温度は相当低い。山用の薄い手袋は全く役に立たない。。
しかもズボンも夏用の薄っぺら。。ちょっと甘く見てたかもしれない・・・。
しかし、あっという間に山頂に着く。登りは思ったより早く着いて楽だった♪
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山頂から黒岳方面の景色 | 山頂で記念撮影(撮るのに眩しい・・) |
山頂からの景色は見事!
大雪山の雄大さを実感できるし、雪で真っ白の世界と下界の紅葉が太陽に照らされて輝き素晴らし
い♪
ゆっくりしたいとこだが相変わらず強風が吹きつけ寒い寒い。。
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山頂からは地獄谷も良く見える | 姿見の池に戻る (雪も少し消えた・・) |
下山は凍った道を気にしながらゆっくり降りる。登ってくる人と多くすれ違うようになったが、
重装備の人も軽装の人もいろいろ。
下りは、あっという間に姿見の池に戻り周辺をゆっくり散策。池周辺の紅葉は終わっているが、
チングルマの赤い葉がまだまだ綺麗だった。
下山後は美瑛や翌日登る予定の十勝岳の登山口の望岳台等をドライブした。
おまけ
さすがに北海道最高峰の旭岳は天気にも恵まれ眺望も雰囲気も最高だった。紅葉は中腹から山麓
に見頃は移っていたがその分、真っ白な世界も見れて素晴らしかった♪
あと下山時にすれ違った人で、ツルツル滑りながら危うい足取りで登るオバちゃんがいた。
「アイゼン持ってないんですか?」と聞いたら、「あたしゃーシロウトなんでそんなの持ってな
いですよ」っていう答え。素人だとなおさら持ってないと危ないよ・・と思ったが。。
この日はちょうど自分が登った時だけいい天気だったが、その後はガスがかかっていて、なんと
遭難も起きていた・・。やはり山頂付近で凍結した道で滑落したらしい。やはり比較的手頃な山
とはいえ侮ってはいけないと実感・・。