山 行 記 録 No.85-1  

岩手山(2038m)

【日程】 2005年 7月 23日(土)   【メ ンバー】  リーダー ・TAKUさん  2名
天気       自宅 →(電車・車) 馬返し  → 2.5合目  → 7合目 → 八合目避難小屋 → 岩手山 山頂
霧雨のち曇り 
15:30(前日)      4:30/7:52   8:46/8:48   10:27     10:34/10:58      11:36/11:44   
時々晴れ    → 八合目避難小屋  → 駒鳥清水  →  4合目  → 馬返し登山口  2日目 早池峰山へ
 
              12:20/12:45       13:18    13:35/13:40    14:40/15:00
自己評価   眺望★★★ /達成感★★★☆ /危険度★★  /疲労度★★★ / 総合評価★★★
     
    
岩手山 (7合目付近より) 岩手山 火口

はじめに

岩手山は盛岡から青森方面に向かう電車の中から左手に綺麗に見え、その姿はかなりそそられる山
だ。噴火で登山禁止になったり、去年も計画したけど直前で天気が悪く行き先変更(岩木&八幡平)
したりとなかなか登れなかった山だった。出来ればコマクサの咲く時期に登りたいと考えていて、
やっとその機会が訪れた。。


山行記

夕方に東北道の浦和IC近く(東川口駅)で待ち合わせして出発。今回はTAKUちゃん所有のワゴン車、
車中で2泊出来る装備も整っているので安心(但しスピードは出ないが・・−_−)

途中2回程休憩して紫波SAで仮眠、ETCの深夜割引の適用になる朝4時前に盛岡ICを出る。途中ガ
ソリンを入れたりコンビニで買い物を済ませて(滝沢ICだとガソリンやコンビにの買い物に不安有)
馬返しの登山口には4時半過ぎに到着。夏の登山は暑いので少しでも朝早く出発・・と思ったが天
気は霧で時々霧雨の降る久々の悪コンディション・・。

これなら暑いほうがまだマシ、何せ登りでカッパをほとんど着た記憶が無い・・。
ということで車の中で恨めしそうに外を眺めながら待機。そんな中でも元気にカッパを着て登って
行く中高年の団体さんやら夫婦やら。どうしようかと思いながらうたた寝したり外眺めたりでなか
なか決断がつかないが、折角ここまで来て敵前逃亡するのもなんだしと思いながら、天気予報は晴
れなのになんとか回復をと願うのもあきらめ、3時間後に意を決して登る準備をしてやっと出発する
ことにする。

登山口の奥又清水 2.5合目の標識

水場や綺麗なトイレを横に見ながら歩き始める。登りでカッパを着ると蒸れて暑いのでゆっくり登
る。平年より低めの気温なのがせめてもの救いだが・・汗はかきたくないがどうしようもない。ず
っと天気にツイて来たがとうとう・・・しかし、山頂までになんとか回復を願い登り続ける。
途中旧道と新道の分かれ道があったが樹林帯の雨を凌げる新道に歩を進めた。

更にジメジメしてまとわりつく霧雨の中登り続ける 。
道の両脇には結構花も咲いているが写真を撮る余裕まったく無し。カメラも濡らしたく無い・・。
しばらく苦しい登りが続く。登山道は良く整備されていてまずまず登り易いが、滑りそうな土の所
が多い。

立派な八合目避難小屋 晴れて来た山頂部分

登りがやや急になる5合目6合目あたりが苦しかったが7合目の旧道との合流点手前あたりから少し明
るくなり7合目では完全に雨も上がり霧も晴れ少し青空が・・♪。

八合目の避難小屋のあたりで火山の山頂部分もハッキリ見えてようやく気分も晴れ晴れ♪

八合目の先のお花畑 山頂へのガレ場

避難小屋の前でしばらく休憩して山頂のお鉢巡りへ出発。登山道の周辺は花が多く、高度を少し上げ
ると火山礫の道となり、両側にはコマクサが咲き乱れる。この黒の砂や石にコマクサのピンクの点々
が、なんともいい感じだ♪

コマクサと積乱雲・・夏山らしい♪ 岩手山山頂

山頂のお鉢の淵に着くと雄大な火口が見えて歓声。下界の景色は見えないが雲海が広がり、積乱雲と
青空は夏山らしくてなかなかいい♪

ピンクの点々はコマクサ お鉢巡り

お鉢巡りは時計周りで山頂に着いて記念撮影。風が少し出て寒く感じるが火山礫は太陽熱で暖かいの
でかがむと気持ちいい。山頂の先もコマクサが咲き乱れてピンク色となっている。
あっという間にお鉢巡りが終わり8合目の避難小屋に戻って行動食を摂った後は下山。

コバイケイソウの群落 駒鳥清水

下界も天気が回復してるといいなと思いながら下る。7合目からはまた霧の中を旧道を選択して下る。
新道と違い火山礫で樹林も無いので蒸さず、しかも滑らないので歩き易い。しかも5合目に手前から
は霧も晴れ視界も良くなり下の牧場や自衛隊の演習場の緑が豊かに広がる光景も目に入り旧道を選択
して正解だったようだ♪  山スキーだといい斜面だなーと考えながら高度を下げて行く。

帰り道は下界も晴れて来た 登山口

途中の休憩も少なく一気に下り無事、馬返しの登山口まで戻った。

この後は網張温泉で汗を流し翌日の早池峰山へと向かう
 

おまけ
さすがに岩手の名峰でコニーデ型の火山は大変気に入った。登りの霧雨は結構長時間で参ったが、
山頂は晴れて夏山らしい雰囲気で花も咲き乱れて良かった♪。
それにしても雪が積もるとかなりいい感じの斜面になりそうで冬に来てみたくなった♪

しかし、雨の中の登りってカッパの中が蒸れて濡れる・・。パンツが濡れるのには参った。帰って
早速ドライ素材のパンツを買ってしまった

あと、網張温泉でゆっくり温泉に浸かってる時に関東が震度5強の地震があったらしい。。