山 行 記 録 No.64  

雌阿寒岳(1499m)

【日程】 2004年 9月 27日(月)   【メ ンバー】  リーダー単独
曇り時々    雌阿寒温泉登山口 →  2合目 →  5合目 →  8合目  → 雌阿寒岳 山頂 → 4合目
晴れ          10:52             11:14        11:44     12:13      12:32/12:37     13:21
          → 雌阿寒岳登山口
              13:52
 
自己評価   眺望★★★ /達成感★★ /危険度★ /疲労度★★ /総合評価★★★
     
    
雌阿寒岳(オンネトーより) 雌阿寒岳と阿寒富士(オンネトーより)

はじめに

北海道(道東)に3日間旅行することになった。折角なので百名山でも一つか二つ登ってみようか
と考え、羅臼岳・斜里岳・阿寒岳のいずれかを行程に入れるよう計画。
天気によってパターンを4つ程考えたが、出発直前で同行のエヌの体調不良で山は無理そうだと
いうことになり、登っても単独でしか登れないので、一番簡単でコースタイムの短い雌阿寒岳に
登ることにした。 (北海道の旅行紀はこちら


山行記
日帰り
結局北海道滞在の最終日に山登って、その日の飛行機で帰るという一番キツイパターンになって
しまった。しかも同行のエヌは登らず、オンネトー湖のハイキングして時間潰していると言うの
で、速攻で戻らねば・・。コースタイムは登り2時間20分・下り1時間20分の計3時間40分だが
3時間で戻ると宣言してしまったので、かなり急いで登らねば・・・。
この日は網走から車を走らせて来たので、かなり遅い時間のスタート。ずっと天気が良かったの
に曇り出し、しかも登り始めは嫌いな蒸し暑い樹林帯。。キツクなると、なんでこんなとこまで
来て、こんなことやってるんだろうなとか弱気に考え出す。。
コースは1合目毎に必ず標識が立っているので丁度登りは1合10分、下りは7分で行けばいいペ
ースとなる。(標識は均等に立っていなかったが・・)

雌阿寒温泉 樹林帯の登山道 大森林帯の風景(4合目付近)

3合目を過ぎるとようやく展望が開け、背の高いハイ松帯になり、4合目からは背の低いハイ松
になり、5合目を過ぎるあたりからは岩稜帯になる。

山頂に近い場所まで視界があるので一気に登って行く。景色もなかなか良く、北海道らしい雄大
な森林地帯が背後に、左手にはフップシ岳、右手背後にはオンネトーの青みがかった深い緑の水
面が非常に綺麗だ♪

5合目付近から見上げる 神秘的なオンネトー フップシ岳

8合目あたりで一瞬火山性ガスの臭いがしたがすぐ収まる。そして9合目が頂上の一角となり、
火山なのでお釜の茶色い水が見え、噴煙も活発に上がっているのを右手に見ながらザレた道を少
し行くと山頂。人は誰もいない。。風が急に強くなり、一気に寒くなる。
山頂からの景色はガスがかなり出ていまひとつだったが、阿寒湖や雄阿寒岳ががなんとか見え♪
火口帯や噴煙などの景色が荒涼としており、まるで別な世界に来たような雰囲気。

火口のお釜 山頂標 山頂より阿寒湖

山頂は寒いしガスもかかってきたので僅か5分の滞在で早々に下山開始!
岩が多いながらも、比較的下りやすい道。どんどん飛ばして行く。登りで7〜8人、下りで3人
とすれ違った位で、道には誰もいない・・・。4合目あたりでは行きにも見たシマリスと同じ場
所でまた出会う。2合目あたりにも姿を見せた。
調子に乗りすぎて途中岩に膝をぶつけ痛い思いをしながらペースは落ちずに、なんとか目標タイ
ムの3時間ジャストで下山出来た♪

 

おまけ
北海道の山は標高は高くないが雰囲気はデカイ。なかなか楽しめた♪

この雌阿寒岳は火山活動が活発で、浅間山のようにまたいつ噴火して登山禁止になるか分らない
ので、登れて良かった。。
またゆっくり登ってみたいと思う山だった。

そして今回の雌阿寒岳で百名山巡りも丁度半分の50座目となった♪♪
まだまだ100までは先が長い長い。。まぁーゆっくりあせらず行くとするか・・・。。