山 行 記 録 No.120-3
祖母山(1756m)・阿蘇山(1592m) |
|
【日程】 2006年11月1日(水)〜4日(土) 山行日(4日目)11月4日(土) |
【メ ンバー】 お気楽 ・TAKEMARUさん(3日目・4日目) 2名 |
1日目 曇り 羽田→ (飛行機)鹿児島 →(飛行機)屋久島空港 → (車) 安房 14:30 16:25/16:55
17:25/17:50 18:10 |
|
2日目 晴れ 安房 → (車) 淀川登山口 → 淀川小屋 → 小花之江河 → 花之江河 → 投石湿原 4:30 5:20/6:06 6:35 7:29 7:36/7:39 8:04 → 最後の水場 → 栗生岳 → 宮之浦岳 山頂 → 投石湿原 → 花之江河 → 淀川小屋 8:45 8:57 9:07/9:48 10:45 11:10/11:25 12:21/12:24 → 淀川登山口 →(車)島内観光 → 屋久島空港 →(飛行機)鹿児島空港 →(車)妙見温泉 12:57/13:07 16:50/17:55 18:25 19:20 |
|
3日目 快晴 妙見温泉 →(車)えびの高原登山口 → 5合目 → 韓国岳 山頂 → えびの高原登山口→ 4:45 5:40/5:52 6:28 6:57/7:03 7:52/8:00 (車)鹿児島空港→(車)開聞岳登山口(ふれあい公園)→ 5合目 → 7合目 → 開聞岳山頂 8:45/9:00 10:30/10:52 11:35 12:03 12:52/13:23 → 5合目 → ふれあい公園 →(車) 西大山駅・指宿砂むし会館 → (車)内牧温泉 14:21 14:48 21:40 |
|
4日目 快晴 内牧温泉 →(車) 祖母山 北谷登山口 → 千間平 → 国観峠 → 祖母山
山頂 4:55 6:25/6:43 7:39 8:09/8:13 8:44/9:07 → 風穴 → 北谷登山口 →(車)仙水峡ロープウェイ山麓 → ロープウェイ山頂 → 9:56 10:28/10:48 11:45/12:15 12:25/12:33 → 阿蘇中岳 → 阿蘇高岳 → ロープウェイ山頂 → ロープウェイ山麓 →(車)温泉 13:09 13:26/13:42 14:23/14:25 14:34 熊本空港 →(飛行機)羽田空港 →(バス)自宅 18:50 20:20 22:10 |
|
自己評価 (祖母山) 眺望★★★☆/達成感★★☆/危険度★★/疲労度★★ /総合評価★★★ (阿蘇山) 眺望★★★☆/達成感★★/危険度★★/疲労度★☆/総合評価★★★☆ |
祖母山 | 阿蘇山 |
はじめに
九州遠征最終日も2山、祖母山と阿蘇山に登ることにする。しかもその日のうちに自宅まで戻ると
いう日程は少しタイト。
祖母山はどうも地味な印象。山の良さがイマイチ分らないが熊本・宮崎・大分の3県に跨る山なの
で九州の中心の山なのか・・。どんなとこか興味が湧く。
阿蘇山は九州では一番有名な山だと思う。活火山でも有名なので火山大好きな自分にとって登るの
が楽しみな山のひとつ。また噴火して登山禁止にならないうちに登っておきたい・・。
山行記
4日目 11/4
前日の霧島山・開聞岳より続く
さて、この日は遠征も最終日。また2山登るために朝5時前に宿を出発。まずは祖母山の北谷登山
口に向けて車を走らせる。濃い霧が発生して見通しが悪く、スピードを出せない。
どの道を通るか悩んだが結局ナビ通りに最短距離で走る。想像していたより道は悪くなかったが、
最後の五ヶ所の集落から登山口までは未舗装ですれ違いも難しい道になったが宿から1時間半かかっ
てなんとか到着。
北谷登山口 | 2合目標識 |
眠い目をこすりながらすぐ準備して出発。
風穴コースと千間平経由のコースとどちらか悩んだ。予定では風穴コースで登るつもりだったが、
コースタイムが5分だけ千間平経由の方が短いためこちらに・・(軟弱です)。。
麓の紅葉は見頃 | 同じく紅葉 |
最初は杉林の中の緩い登り道。奥多摩や秩父を連想させる感じだ。ちょうど紅葉が見頃になってお
り朝陽があたると綺麗だ。途中水場があったが、このところ全く雨が降ってなかったせいか見事に
枯れていた。ここの登山道も号目の標識がキッチリ立っていて、特に距離でピッタシ10等分にして
いるらしい。。
紅葉の登山道 | 千間平 |
落ち葉でフカフカした登り易いダラダラとした道がしばらく続くと平坦な所に出たと思ったら、そ
こが千間平。ここからは少しアップダウンのある尾根沿いの道。笹の多い道を歩く。結構下ってる
所もあり、なんか損した気分になる。
途中、熊本・大分・宮崎の3県のまたがる境界線の標識があった。
尾根沿いの道を更に進んで若干登り返すとまた平らな場所へ。ここが国観平。
3県の境 | 国観平 |
ここでほんの小休止したあと最後の急登へ。足場が悪くなり滑り易い道に変わる。途中9合目の小
屋の分岐があったが小屋には寄らず山頂へ。
少し寒かったが汗びっしょりになりながら山頂に着く。
山頂 | 山頂の看板 |
想像していたより遥かに眺望が良くて、阿蘇や九重連山、由布岳もポッコリ見え、傾山や他への縦
走路なども良く見えた。山頂近くは紅葉は終わっていたが下界の景色はなかなか色づいてていて綺
麗だし、九州の真ん中の山という感じで標高も高い所にいるのが実感出来る。確かに味のある山と
いうか味わいのある山という感じ。
山頂より久住&由布岳 | 山頂より傾山方面への縦走路 |
山頂で休憩していると風穴コースから登ってきた老夫婦がいて、1時間45分登って来たという。笹の
トンネルはあるけど道も噂ほど悪くないというのでこちらから降りることにした。
最初の少しの区間は眺望がいいがすぐ樹林帯の急な下りになる。そして急斜面をトラバースしたり
段差のキツイところを下ったりするが、さほど難儀ではない。笹のトンネルも体を屈めて通過して
いく。
山頂付近より登山口方向を見下ろす | 笹のトンネル |
時期的に涼しいからなのか、あまり苦にならないし、むしろ変化があって楽しい。
あっという間に風穴に着くが中は覗かずそのまま降りる。この辺りの紅葉は陽の辺り具合も良くな
って綺麗だ♪。
またまた麓の紅葉 | 風穴 |
最後に沢沿いの道を少し進むと林道に出て少し歩くと登山口へ到着。やはり時間はあまりかからな
かった。
更に鮮やかな紅葉 | 北谷登山口駐車場 |
登山口近くの道路横に出没した鹿
祖母山は展望が得られない時に来るとあまり面白くなさそうだし、やはり来るなら新緑か紅葉の時に
来るべき山と思った。(今回はあたりっぽい?)
その後は今回の最終目的地(山)の阿蘇山の仙酔峡ロープウェイを目指して車を走らせる。
↑ ここまでは祖母山のレポです・・・・
↓ さてこれからが阿蘇山のレポです・・・・
祖母山の北谷登山口からは車をぶっ飛ばして阿蘇の雄大な景色を楽しんでドライブ。仙水峡ロープ
ウェイまでは1時間で着いた。
阿蘇山は思ったよりかなり雄大で、見た目が短時間で簡単に登れるようには見えない。
さて、ここではやはりポリシーに従って乗り物を使います。待ち合わせ時間でロープウェイ駅の2
Fで昼食の山菜うどんを時間を気にしながら食べて腹ごしらえ。
ロープウェイも混雑してると思ってたら案外空いていて30分に1本の運行でも一杯にならないほど。
連休なのにあまり来る人いないのか??。
仙水峡ロープウェイ山麓駅とわたくし | ロープウェイを降りて歩き出す |
ロープウェイは高岳登頂目的らしい団体さんが一組乗っていたがあとは家族連れやカップルが目立
つ。
高度を稼いだ後はノンビリ身支度しながら歩いていく。さすがに疲れからかゆっくり歩きになった
ので観光客とスピードが変わらないかむしろ遅い・・。
噴火口の噴煙が見える場所まで来て見学。やっぱり火山は面白いというか見ていて飽きない。これ
から登る中岳の方からは人が一杯降りてくる。既に時間も遅いので降りてくる人の方が多い。天気
は相変わらず気持ちのいい晴れ。風も心地良い♪。風もそよ風で山登りには絶好の天気。いつもこ
んな日だと嬉しい。
火口からは噴煙を上げる | 中岳 |
中岳の斜面をゆっくり登って行く。高度が上がると更に展望が開け景色も移り変わっていく。
中岳山頂で写真を撮影した後は最高峰の高岳を目指す。
中岳山頂標識 | さて次は高岳・・・ |
最後の登りは少し道が分かり難いが岩ゴロの中、ペンキマークを辿って行くと山頂へ。山頂は火山
岩の中だがかなり広い。人も少なく想像より静かな中での山頂。眺望も素晴らしい。簡単に山頂に
立てるが雄大な景色を楽しめる。もう晩秋なので茶色の景色が広がっているが春だと綺麗な緑色に
なるのかも・・。
高岳山頂にて記念撮影 | 登ったばかりの祖母山も良く見える♪ |
下りはゆっくり歩いて膝に負担にならないように歩いていたがついついまだ早歩きになり、最後は
舗装された道を素早くロープウェイの駅に辿り着いた。短い時間だったが阿蘇を充分堪能できた気
分になった。
登ってきた仙水峡方面の景色 | 雄大な牧場 ジャージー牛乳の牛? |
下山後は道路の混雑(R57はかなり混むらしい)が予想されたため早めに阿蘇を後にし熊本空港に向
かう。途中日帰り温泉「どんどこ湯」に入り、熊本空港には早めに到着。
最後にとんこつラーメンを食べて、空港でTAKEMARU君と別れ帰路についた。
欲張った日程だったが楽しい山歩きの旅だった♪
おまけ
祖母山はあまり特徴がないとか面白くないとか言う話を良く聞くが、九州の中心に位置して標高も高
いせいか眺望はなかなか良く、噂ほど悪い山ではないと思う・・。雰囲気的には奥多摩や秩父方面の
山と似ている。確かに味のある山というのがピッタリの表現か。
阿蘇は想像通り面白い火山の山だし、雄大な山で気持ちがいい。周囲に温泉も多く高原の雰囲気もい
いのでじっくり楽しみたい場所という印象。
早足で歩いた今回の九州だったが久住山はまた次回に残してしまったがまたゆっくり来ればいいか。
ずっと好天に恵まれて、最近イマイチ天気についてなかったこともあったが今回はスッキリした♪